愛媛新聞ONLINE

2021
925日()

新聞購読
新規登録
メニュー

都市対抗野球四国予選

松山PX惜敗 JR四国にサヨナラ負け

2020年10月4日(日)(愛媛新聞)

【JR四国―松山PX】8回表2死一、二塁、代打の大井が適時打を放ち、5―4と逆転する=高知県春野球場

【JR四国―松山PX】8回表2死一、二塁、代打の大井が適時打を放ち、5―4と逆転する=高知県春野球場

 都市対抗野球四国予選第7日は3日、高知県春野球場で2次予選トーナメント1回戦2試合を行い、松山フェニックス(PX、松山市)はJR四国(高松市)に5―6で惜敗し、本戦出場を逃した。

 

 四国銀行(高知市)は5―1で徳島野球倶楽部(徳島市)に勝利。最終日の4日は同球場で、四国銀行―JR四国の代表決定戦を行う。

 

 

 

 【評】松山PXは継投で粘って終盤に逆転したが、最終回の一振りに屈した。二回、先頭高畑の安打を足場に先制。3点を追う八回は1死一、三塁から藤田の犠飛、片山の2点二塁打、大井の適時打で計4点を挙げた。

 

 伊藤、亀岡とつないだ投手陣は六回まで毎回得点圏に走者を背負いながらも粘投。サヨナラ2ランで力尽きた。

 

 

 

◆経験無駄にしない◆

 

 【松山PX・田渕監督】(サヨナラでの惜敗に)「勝たせてやりたかった。選手は持てる力を全て出した。八回の攻撃は選手の力。一発勝負の中で一球の怖さを思い知った。レベルアップへ、この経験を無駄にしたくない」

 

◆打たれて悔しい◆

 

 【松山PX・亀岡選手】(五回途中から登板)「最後に打たれたのは自分なので悔しい。自分の投球で守備からリズムをつくり、攻撃につなげたいと思っていた。一球へのこだわりや執着心で負けないようにやっていきたい」

 

 

 

【投手陣粘投 1発に泣く】

 

 「一球の怖さを知った。これが野球」(大井)―。1点を争う緊迫した展開。試合時間は3時間を超えていた。1点リードの九回裏、松山PX1死二塁の守り。3番打者への初球は放物線を描き、右翼席へ消えた。勝利を信じていたナインは打球を見送り、ただ立ち尽くすしかなかった。

 

 昨年、同じ相手に1―19で大敗し、打倒企業チームを胸に励んできた右腕伊藤がリベンジの再先発。「真っすぐが良くなれば変化球も腕が振れる。こだわってやってきた」という直球を主体に、気迫の声が一球ごとに球場に響く力投を披露した。

 

 本来は先発を担う亀岡へ継投し、守りは「(各イニングを)最少失点でしのぎ、4失点まで」(田渕監督)という青写真に沿った試合運び。投手陣の踏ん張りに八回、打線が応えた。

 

 藤田の犠飛で1点を返し、高畑の適時打で2死一、二塁と好機を広げて打席には片山。「直球に絞って強く振り抜く」と捉えた打球は、外野の間を抜ける2点タイムリーとなり同点とした。さらに池上の四球を挟み、アナウンスされたのは代打大井。「つないでくれた場面で、どんな形でも」と初球をはじき返して一気に逆転。終始声が出ていたベンチは一層沸いた。だが、迎えた最終回に勝負を分けた一球が待っていた。

 

 チーム関係者が過去最高と評する投手陣が粘投し、勝利を期待した展開での惜敗。「最後は技術どうこうより気持ちだと痛感した。相手の方がそこが上だった」(伊藤)と敗因を模索する紙一重の勝負の末に、ナインは涙をのんだ。

 

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。