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2020
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足かけ15年で快挙

エージシュート1000回 西予のアマゴルファー・緒方さん(84)

2020年10月1日(木)(愛媛新聞)

力強くスイングする緒方治彦さん。10月には85歳を迎える=29日午後、西予市野村町野村

力強くスイングする緒方治彦さん。10月には85歳を迎える=29日午後、西予市野村町野村

西日本豪雨で生き残ったプレー記録ノートをめくる緒方治彦さん。「パソコンで管理していたら全部消えるところだった」=29日午後、西予市野村町野村

西日本豪雨で生き残ったプレー記録ノートをめくる緒方治彦さん。「パソコンで管理していたら全部消えるところだった」=29日午後、西予市野村町野村

力強くスイングする緒方治彦さん。10月には85歳を迎える=29日午後、西予市野村町野村

力強くスイングする緒方治彦さん。10月には85歳を迎える=29日午後、西予市野村町野村

西日本豪雨で生き残ったプレー記録ノートをめくる緒方治彦さん。「パソコンで管理していたら全部消えるところだった」=29日午後、西予市野村町野村

西日本豪雨で生き残ったプレー記録ノートをめくる緒方治彦さん。「パソコンで管理していたら全部消えるところだった」=29日午後、西予市野村町野村

【豪雨被災から再起】

 ゴルフでいつまでも楽しく健康に―。西予市野村町野村のアマチュアゴルファー緒方治彦さん(84)がこのほど、18ホールを自分の年齢以下のスコアで回る「エージシュート」の千回目を達成した。2018年の西日本豪雨では自宅が被災し、用具や思い出の品の大半も失って一時は諦めかけてからの再起。足かけ15年の快挙を喜びながら「体力は落ちてきたが、いつまで続けられるか自分との勝負」と意気盛んだ。

 

 緒方さんは旧社会保険庁に勤めていた40歳ごろから体調管理の一環としてゴルフを始めた。退職後に本格的に力を入れ、05年に69歳で出場した県オープンゴルフ大会ではゴールドシニアの部で優勝。スコアは69打で、自身初めてのエージシュートだった。10年にエージシュート千回を目指す熊本県の植杉乾蔵さんの存在を知り「追いつけるのでは」と挑戦を始めた。

 南予のゴルフ場を主な拠点に、78歳からは5年連続100回以上を記録。しかし18年7月、豪雨が野村地域を襲った。自宅は氾濫した肱川の近くにあり、家に加え所有する「旧野雀酒造」の施設も浸水により大規模半壊。蔵に置いてあったゴルフ用具に加え、過去のトロフィーなどの記念品も大半がなくなった。

 しかし長年ノートに書きためたプレー記録は机の引き出しにしまっており、ぬれていたが使えるようになった。データを基に仕事に取り組むことを重視していた緒方さん。最初は「ゴルフはお金がかかる」という同僚の批判を「たばこを吸うより安い」と見返すため費用を明らかにするための記録だったが、現在はクラブごとにOBやパット数を比較して使うメーカーを選び、プレー改善にも生かすなど「虎の巻」だ。

 クラブを知人に譲ってもらったり貸してもらったりしてプレーを再開。豪雨から1年がたったころに心労で体調を崩し、ペースは落ちたが今年4月に千回目を迎えた。国内では植杉さんら3人がいるという。腕前はさび付いておらず、18年4月からは200回以上エージシュートを続ける。

 29日に市役所で「キラリ西予大賞」と市スポーツ協会長表彰を受けた。緒方さんは「豪雨後は落ち込み、ゴルフをやる気になれなかった。長年の妻の協力と友人たちの激励、応援に、感謝以外の言葉がない」と振り返る。次に目指すのは生涯エージシュート達成率50%。「来年秋には到達できそう。100歳でのエージシュートも目標だけど、無理かなあ」とほほ笑む顔と声は、まだまだ元気いっぱいだ。

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