マダイとマーマレード 地元食材を活用
「いよかんたい飯」どうぞ 八幡浜高商業研究部、タレ付き冷凍具材開発
2020年9月29日(火)(愛媛新聞)
八幡浜高校(八幡浜市松柏)の商業研究部「A★KIND(あきんど)」が八幡浜漁協と協力し、冷凍の「八幡浜いよかんたい飯の素(もと)」を開発した。ほのかにかんきつの香りがする地元産「いよかんマダイ」の切り身と、マーマレードを活用したタレの相性が絶妙。生徒らは「『八幡浜たい飯』を全国の人に知ってもらいたい」と意気込んでいる。
同部は地産地消を目指し、地元企業と共同で商品開発などを手掛けている。未利用魚を使った給食メニュー提供などの実績があり、今回は餌にいよかんオイルを混ぜて育てた八幡浜漁協のブランド養殖マダイに着目した。
生徒らは刺し身をのせたご飯にタレをかける宇和島たい飯をヒントに、オリジナルのタレ開発を模索した。いよかんマダイのかんきつの風味をより生かそうと、甘夏マーマレードを素材に使用。自宅で手軽に食べられるよう切り身とタレをセットにした冷凍商品に仕上げた。
20日に道の駅「八幡浜みなっと」(同市沖新田)で50個限定販売。物産店内のフードコートで30食の実演販売も実施したところ、約30分で完売する盛況ぶりだった。