漬け丼など3品調理
県産タイ、三枚おろし 松山の市場で親子料理教室
2020年8月13日(木)(愛媛新聞)

料理人(左)からタイのさばき方を教わる親子

料理人(左)からタイのさばき方を教わる親子
親子で魚料理に親しむ料理教室が8日、愛媛県松山市三津ふ頭の市公設水産地方卸売市場であった。市内の親子13人が家族ごとに県産品のタイ1匹を使い、漬け丼やすまし汁など3品の調理に挑戦した。
市内で飲食店を営む丸山彰さん(64)が講師を務め、三枚おろしの手順を実演。刺し身の皮の取り方を「包丁はまな板に固定し、空いている方の手で皮を持って引っ張る要領でやるとうまくいく」と解説した。
親子は骨やひれの位置を確認し合って真剣な表情で包丁を握った。1匹約700グラムの養殖ダイを協力して切り分け、刺し身をたれに漬けてご飯にのせる丼、あらを生かしたすまし汁、切り身を焼いて洋風ソースで仕上げた「ポワレ」を完成させ、タイのおいしさをまるごと味わった。
初めてタイをさばいた雄郡小6年の女子児童(11)は「頭を切り離す時に硬くて驚いた。正しい部分に包丁の刃が入ったら、ちゃんと切れると分かった」と知識を深めていた。
魚食への興味関心を引き出そうと、市水産市場運営協議会が主催した。