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県内大雨 降水量、7月平年値の倍も

土砂災害 迫る危険 長雨 西日本豪雨と類似

2020年7月12日(日)(愛媛新聞)

土砂が流入した民家=8日午前9時40分ごろ、松山市高浜町2丁目

土砂が流入した民家=8日午前9時40分ごろ、松山市高浜町2丁目

 

土砂が流入した民家=8日午前9時40分ごろ、松山市高浜町2丁目

土砂が流入した民家=8日午前9時40分ごろ、松山市高浜町2丁目

 

 降り続く大雨の影響で県内各地で地盤が緩み、山間部などで土砂災害が起き始めている。2018年の西日本豪雨では長雨後の集中豪雨により宇和島市吉田地域などで土砂崩れが相次ぎ、甚大な被害が出た。松山地方気象台などは長雨の状況が2年前と似ていると懸念、一層の警戒と早めの避難を呼び掛けている。

 

 「長雨で地中に水がたまっていて、いつ、どこで土砂災害が起きてもおかしくない状態」。愛媛大防災情報研究センターの二神透副センター長は現状の危うさを語り、西日本豪雨災害との類似点を指摘する。

 土砂災害の発生には地形や地質などのほか、降水量が大きく影響する。西日本豪雨では6月末から県内で断続的に雨が降り続き、土壌中に水がたまっていった。気象台の調べでは18年6月30日~7月6日の1週間の宇和島の降水量は7月の月降水量の平年値(237・2ミリ)に迫る計221・5ミリとなっていた。

 そこに同7日の集中豪雨が襲った。「何とか持ちこたえていた傾斜地に大雨が降り、大規模災害につながった」(二神副センター長)。この日の降水量は186・5ミリに達し、宇和島市吉田地域ではかんきつ園地などの急傾斜地が多数崩落。多くの命が奪われた。土砂災害警戒区域ではない場所でも被害が出た。

 今年の梅雨も2年前とよく似た長雨が続いている。気象台によると、西予市宇和では6月30日~7月10日の降水量が634・0ミリ。4~10日の1週間では530・0ミリに達した。西日本豪雨災害発生直前の宇和島の1週間降水量を大きく上回り、7月の平年値の倍近い。

 他にも中南予では降水量の多い地域が目立ち、11日午後3時現在、人的被害はないが27件(松山市14、今治市7、大洲市2など)の土砂災害発生が確認された。

 予報では12日は明け方まで雨が強く、その後は次第に小康状態になるものの、13日は再び大雨になる恐れがある。同じ場所に雨雲が停滞し予想以上に発達した場合は危険度がさらに高まる。住んでいる市や町に土砂災害警戒情報(避難が必要な警戒レベル4相当)が出た場合、山際は極めて危険な状態と考えられる。

 気象台の橋口清調査官は「今回は降りやんでいる時もあったので現時点では大規模な被害はないが、土砂災害の危険度は依然高い」と警鐘を鳴らす。二神副センター長は「住んでいる場所が土砂災害警戒区域や土砂災害危険箇所なのかどうかを確認しておくことが大切。早めに安全な場所に避難を」と訴えている。

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