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燧灘東部

輝く銀色 カタクチイワシ漁解禁

2020年6月12日(金)(愛媛新聞)

無数のカタクチイワシが入った網を船に引き揚げる漁師ら=12日午前、四国中央市沖の燧灘

無数のカタクチイワシが入った網を船に引き揚げる漁師ら=12日午前、四国中央市沖の燧灘

 いりこの原料となるカタクチイワシ漁が12日、愛媛と香川両県にまたがる燧灘東部で解禁された。愛媛県内有数の水揚げ量を誇る四国中央市では、県漁業協同組合川之江、三島の各支所に所属する計7統28隻が沖に繰り出し魚群を追った。

 

 川之江港(同市川之江町)からは解禁時刻の午前5時半、本船と運搬船各2隻で1グループとなる3統12隻が出港。港の北10キロほどの海域を中心に、魚群探知機で魚影を探りながら全長約400メートルの網で囲い込んだ。引き上げた網の中では、銀色に輝く10~12センチほどの無数のイワシの群れがぴちぴちと飛び跳ね、漁師らが手際よく運搬船に移した。

 

 水揚げ後は港周辺の事業所で加工され、同市川之江町余木の東久水産では取れたての大羽(成魚)が到着するとせいろの上に並べ、熱湯で釜ゆで。約20時間かけて乾燥させる。初競りは15日。漁は8月末ごろまで続く。

 

 県漁協川之江支所の三好猛運営委員長(55)は「解禁初日としては質、量とも良好でいいスタートを切れた」。新型コロナウイルスの影響で業務用や外食産業向け需要が落ち込む一方、高級品やスーパーなど小売店向けは伸びる見込みで「栄養価が高いので、子どもをはじめ全国の人に食べてほしい」とアピールした。

 

 同支所によると市内の2019年度のいりこ製品出荷量、売上高はいずれも前年度並みの約798トン、4億9317万円。

 

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