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寄付金を基に研究

新型コロナ治療薬発掘に力 愛媛大医学部

2020年6月7日(日)(愛媛新聞)

寄付を活用した治療薬研究・抗体検査について概要を説明する山下政克医学部長=4日午後、東温市志津川

寄付を活用した治療薬研究・抗体検査について概要を説明する山下政克医学部長=4日午後、東温市志津川

 愛媛大医学部が新型コロナウイルス感染症に応用できる治療薬の発掘に動きだしている。三井住友信託銀行が開設した「新型コロナワクチン・治療薬開発寄付口座」に寄せられた寄付金を基に研究が進められることになっており、同大の山下政克医学部長は「社会的なニーズが高く責任は重い。プレッシャーはあるがさまざまな機関と協力し、成果を社会に還元したい」と意気込む。

 研究は、既存治療薬の中に、新型コロナに使えるものがないか検討するという内容。具体的には、新型コロナが重篤化を引き起こす一因となっている「サイトカインストーム」という状態の抑制を目指す。

 山下医学部長によると、「サイトカイン」は体内の免疫細胞がウイルスに感染した細胞を排除するために分泌する物質。サイトカインが過剰に分泌される「ストーム」(嵐)が起こると、正常な細胞が壊されてしまい、肺炎や血栓、多臓器不全が起こり、最悪の場合は死亡してしまう。

 サイトカインストームは新型コロナ以外の感染症などでも起こると言われ、愛媛大ではすでに研究を行っているグループがある。そこで、これまで得られた知見や技術を生かし、治療薬の中から新型コロナに適用できるものがないかを検討していくという。

 寄付は大学病院の職員や外来患者の一部を対象とした抗体検査にも活用する。山下医学部長は「今後の感染対策のため、実際にどれぐらいの人が感染・発症し、重症化するのかを明らかにする必要がある」と指摘。検査は今月中に2000人規模で実施を予定しており、一定数の抗体保持者がいた場合は、さらに人数を増やす可能性もある。

 研究の進捗(しんちょく)状況は特設サイトを作成して発信する計画。山下医学部長は「さまざまな段階で成果を報告し、さらなるご支援をいただけるよう努めたい」と話している。

    ※新型コロナウイルス関連情報はこちら

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