コロナ拡大防止
全国大会も投句審査に 松山・俳句甲子園
2020年6月4日(木)(愛媛新聞)
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、NPO法人俳句甲子園実行委員会は3日、愛媛県松山市で8月に開催予定の第23回俳句甲子園の全国大会を、従来のディベートを交えた対戦形式から投句審査に変更すると発表した。全国大会を投句審査で行うのは初めて。
実行委は3月末、6月の地方大会(予選)中止を決定。全国大会に出場する32チームも投句審査で選ぶ方式に変更していた。
実行委によると、エントリー数は愛媛の12校16チームを含む29都道府県66校82チームで、過去5年で最少。実行委は減少の要因を「新型コロナの影響で部活動ができなかったり、新入部員が集まらなかったりしたため」とみる。
日野裕士実行委員長(51)は「大会に参加する高校生や関係者の健康を守ることを第一に考えた。大会を楽しみにしてくれている高校生には申し訳ないが、通常通りの運営はリスクが大きい」と話した。
地方大会の投句審査は、全国大会の審査員長を務める俳人13人が実施。25日に結果を発表する。
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