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地域に不安広がる

今治 男性殺害1週間 大規模捜索も手掛かり依然なし 

2020年6月3日(水)(愛媛新聞)

遺体が発見された倉庫の周辺を調べる県警捜査員=2日午後4時40分ごろ、今治市古谷(画像の一部を加工しています)

遺体が発見された倉庫の周辺を調べる県警捜査員=2日午後4時40分ごろ、今治市古谷(画像の一部を加工しています)

 5月27日に今治市古谷の作業用倉庫で男性(73)の遺体が見つかった殺人容疑事件は3日で発覚から1週間となった。県警の捜査本部(本部長・水本誠今治署長、106人態勢)は現場周辺での聞き込みや防犯カメラの画像解析、機動隊を投入した遺留品の大規模な捜索などを行ってきたが、犯人に結びつく手掛かりは見つかっていない。地域に不安が広がっていることから、県警は近くの朝倉小、朝倉中の下校時間帯に見守り活動を実施している。

 捜査本部によると、男性はナシ農家の息子と孫の3人暮らし。5月26日に3人で夕食を取り、翌27日午後0時55分ごろ、倉庫内で腹から血を流して倒れているのを息子が見つけ119番した。司法解剖の結果、死因は失血死で27日午前に死亡したとみられる。左脇腹や左腕、背中に鋭い刃物によるとみられる傷があった。左脇腹の傷は深く、腕の傷は抵抗した際にできた防御創とみられる。

 今治署は初動捜査の段階で「現場に争ったような跡はない」と説明していた。殺害現場について捜査本部は「倉庫なのか、別の場所なのか、捜査で把握できているかどうかも言えない」としている。凶器など遺留品の発見に向け5月30日~6月1日、約50人の機動隊員を投入。金属探知機などを使って現場周辺のナシ畑や山、池の中を捜索した。

 古谷地区は農村地帯で、倉庫は道路に面しているものの、昼間でも人通りは少ない。捜査本部は周辺住民や企業などから防犯カメラやドライブレコーダーの動画記録の提供を受け、不審人物など事件の手掛かりを探している。近隣住民の話では、男性は近年、病気がちだったが、ミニバイクに乗ったり、息子と一緒にナシの手入れをしたりするなど外出もしていたという。

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