四国IL20日開幕
スタートダッシュ準備 状態万全に MP選手ら決意
2020年6月2日(火)(愛媛新聞)

四国ILの開幕日が決まり、練習に熱が入る愛媛MPナイン=1日、松山市恵原町

四国ILの開幕日が決まり、練習に熱が入る愛媛MPナイン=1日、松山市恵原町
「球春」到来見えた―。四国ILの20日開幕決定を受け、愛媛MPの選手らは意気込みを新たにした。当初の3月下旬から遅れること約80日。ため込んだエネルギーを吐き出し、はつらつとプレーすることを誓った。
「チームだけでなく県民の一人一人が感染予防に努めてくれた結果、開幕をつかむことができた。感謝でいっぱい」。真山勝範主将は、そう喜びをかみしめた。愛媛MPはここ数年、前期に厳しい戦いを強いられている。「スタートダッシュが切れるように準備し、優勝したい」と決意を語った。
中西雄大副主将(今治西高出)は中ぶらりんだった3~5月を振り返り「モチベーション維持が難しかった」と吐露。「万全の状態で20日を迎える」と気合を入れる一方で「新型コロナウイルスはまだ収束していない。私生活では感染予防に努める」と気を引き締めた。
「開幕日が明確になり、選手もスイッチが入ると思う」と河原純一監督は期待。けが以外でここまで公式戦から遠ざかったことはなかったといい、「真剣勝負ができることがうれしい。選手も同じはず。思いをプレーにぶつけてほしい」と願った。
ファンにとっても待ちに待った発表となった。私設応援団「愛勇会」メンバーの桧垣輝久さん(50)=松山市=は「これで選手の努力が日の目を見る」と安心した様子。無観客試合にも「選手の感染リスク低下につながれば」と理解を示した。