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2020
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片男波親方(大相撲)

「この機会を前向きに捉え、できることをコツコツやっていく。場所が開催されるのは当たり前ではなく、恵まれていたのだと気付かされた」

2020年6月1日(月)(愛媛新聞)

2016年12月23日撮影

2016年12月23日撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大で、大相撲にも、夏場所の中止や7月場所の無観客開催など影響が及んでいる。片男波親方(元関脇玉春日、西予市出身)が28日までに愛媛新聞の電話インタビューに応じ、「今までもこれからも努力を続ける。その成果をお客さんに見せたい」と再開に向けて決意を語った。

 相撲界では4月、力士ら関係者の新型コロナ感染が相次いで確認され、5月13日には高田川部屋の三段目力士勝武士さんが亡くなった。片男波親方は、高田川部屋には出稽古に赴くなど交流があったといい「勝武士は真面目な力士だったので残念でショックだった」。命に関わる新型コロナの恐怖を感じたという。

 緊急事態宣言を受けて外出自粛が続き、片男波部屋でも感染対策を徹底。所属力士3人の稽古は、接触を伴わない基礎練習が中心で、朝晩の検温など体調管理を行いながら調整を続けている。

 3月の春場所は無観客で実施した。観客がいない会場は静寂に包まれていたといい「お客さんがいないと寂しい。現役の力士はやりづらさがあったと思う」と振り返る。一方で「見られることで緊張するし、歓声が力士の力に変わる」と観客の存在の大きさを再認識した。

 場所の中止や無観客開催は「当然のこと」と受け止める片男波親方。これまで通りの日常が戻るにはまだ時間がかかりそうだが、下は向かない。「この機会を前向きに捉え、できることをコツコツやっていく。場所が開催されるのは当たり前ではなく、恵まれていたのだと気付かされた。不安もあるが、一生懸命今できることを見つけたい」

 

【コロナに負けない 片男波親方からのメッセージ】

 3月の大相撲春場所は無観客開催、5月の夏場所は中止になりました。世の中の流れに相撲界も従うべきで、私は当然のことだと受け止めています。

 無観客の場所開催は現役時代を含めて経験がありません。お客さんに見られることで緊張もするし、歓声が力士の力に変わることを実感しました。弟子には、感染を防ぐ中でできることを一生懸命やろうと伝えています。今までもこれからも、努力は続けます。再開したら、その成果をお客さんの前で見せたいです。

 生活のさまざまなことが制限されて、人との関わりなど、当たり前だったことに感謝するようになりました。相撲も同じ。場所が開催できるのは恵まれていたのだと気付かされました。今も目に見えない新型コロナウイルスで大変な思いをしている人が多くいます。一日も早い収束を願っています。

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