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稽古は感染防止策徹底/努力の成果、お客さんに

片男波親方、前向く コロナ禍の大相撲 再開へ決意

2020年5月29日(金)(愛媛新聞)

新型コロナウイルスの感染防止対策を取りながら稽古する片男波部屋の力士(片男波親方提供)

新型コロナウイルスの感染防止対策を取りながら稽古する片男波部屋の力士(片男波親方提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、大相撲にも、夏場所の中止や7月場所の無観客開催など影響が及んでいる。片男波親方(元関脇玉春日、西予市出身)が28日までに愛媛新聞の電話インタビューに応じ、「今までもこれからも努力を続ける。その成果をお客さんに見せたい」と再開に向けて決意を語った。

 相撲界では4月、力士ら関係者の新型コロナ感染が相次いで確認され、5月13日には高田川部屋の三段目力士勝武士さんが亡くなった。片男波親方は、高田川部屋には出稽古に赴くなど交流があったといい「勝武士は真面目な力士だったので残念でショックだった」。命に関わる新型コロナの恐怖を感じたという。

 緊急事態宣言を受けて外出自粛が続き、片男波部屋でも感染対策を徹底。所属力士3人の稽古は、接触を伴わない基礎練習が中心で、朝晩の検温など体調管理を行いながら調整を続けている。

 3月の春場所は無観客で実施した。観客がいない会場は静寂に包まれていたといい「お客さんがいないと寂しい。現役の力士はやりづらさがあったと思う」と振り返る。一方で「見られることで緊張するし、歓声が力士の力に変わる」と観客の存在の大きさを再認識した。

 場所の中止や無観客開催は「当然のこと」と受け止める片男波親方。これまで通りの日常が戻るにはまだ時間がかかりそうだが、下は向かない。「この機会を前向きに捉え、できることをコツコツやっていく。場所が開催されるのは当たり前ではなく、恵まれていたのだと気付かされた。不安もあるが、一生懸命今できることを見つけたい」

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