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新型コロナ 県内の断酒グループに逆風

公共施設借りられず 活動停滞に危機感

2020年5月5日(火)(愛媛新聞)

公共施設の使用ができなくなり屋外での断酒会を行う「心穏会」のメンバー=4月下旬、砥部町

公共施設の使用ができなくなり屋外での断酒会を行う「心穏会」のメンバー=4月下旬、砥部町

 4月下旬、愛媛県砥部町内の公園。マスク姿で公園に集まり、思い詰めた様子で語り合うグループの姿があった。話題にしているのは、断酒への強い決意。今、新型コロナウイルスの影響で各種施設が利用できなくなり、アルコール依存症からの脱却を目指すグループの会合が意外な場所で開かれている。

 車座になってベンチに腰掛けていたのは、県内の自助グループ「心穏会」のメンバー。40~70代の男女約10人が語らっていた。

 会によると、これは毎週定例の断酒会。もともと町内公共施設の一室を借りていたが、新型コロナの影響で4月から部屋の貸し出しが禁止となった。「定期的に集まれなくなると、依存症から立ち直ろうとする気持ちが薄まる危険性がある」との思いから、屋外や知人の寺院を会場にして続けているという。無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使った「リモート断酒会」も何度か行った。

 メンバーは距離を取って座り、順番に口を開いていく。1週間をどのように過ごしたか。いかに酒と距離を置いたか。酒の失敗を振り返る話し合いもあった。ある男性は「自分が取り組みをみんなに話すことで、また今週頑張ろうという思いで自宅に戻れる」と定期開催の効力を打ち明けた。

 県内には、いくつかこうした会があるが、ある女性メンバーは「新型コロナで公共施設が使えなくなり、活動が停滞している会が増えている」と明かす。また自宅待機は再びアルコール依存に向かう危険性をもたらすだけに、断酒を続ける人たちにとって新型コロナは逆風となっている。

 中心メンバーの男性は「一人になって閉じこもり、再び酒に溺れてしまう人たちがいるかもしれないが、みんなでアルコール依存を乗り越えたい」と、会への参加を呼び掛けた。問い合わせは同会=電話080(9833)3900。

    ※新型コロナウイルス関連情報はこちら

    国税調査2020

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