長友佑都(サッカーW杯3大会連続出場)
「苦しいときやつらいときに壁を乗り越えて、夢をつかんでほしい」
2020年4月28日(火)(愛媛新聞)


サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で16強入りし、2018年7月3日未明(日本時間)に行われた決勝トーナメント1回戦ベルギーとの激戦を終えた日本代表の長友佑都(西条市出身)は、その2週間後、ふるさと愛媛を訪れていた。
2018年7月上旬からの西日本豪雨災害で愛媛は甚大な被害を受けていた。河川が氾濫し、被災した大洲市菅田地区を長友は同月18日訪問。世界の舞台で活躍する長友の姿に子どもたちの歓声を上げた。
まだ、避難している住民もいた。被災した子どもたちに優しく語り掛ける長友。
「W杯で最後まで走り切れたのは、応援のおかげ。笑顔を届けようと思っていたのに、僕もすごいエネルギーをもらった。子どもたちのパワーはすごい。苦しいこと、つらいことはたくさんある。苦しいときやつらいときに壁を乗り越えて、夢をつかんでほしい」。