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新型コロナ

西予・鬼北 「ついに」増す恐怖 感染確認 住民ら危機感

2020年4月19日(日)(愛媛新聞)

西予市で初めての新型コロナウイルス感染者が確認され、記者会見する管家一夫市長=18日午後、同市宇和町卯之町3丁目

西予市で初めての新型コロナウイルス感染者が確認され、記者会見する管家一夫市長=18日午後、同市宇和町卯之町3丁目

 「ついに西予でも…」。「鬼北は大丈夫だと思っていた」―。鬼北町で勤務する西予市の男性の新型コロナウイルス感染確認を受け18日、両市町の住民から生活や仕事への影響などの不安や驚きの声が相次いだ。

 

 「やっぱり怖さは増す」と西予市でタクシー会社を経営する70代の女性。車両消毒など感染予防に力を入れているとし「お客さんを乗せたら『密』な状態になる。いちいち体調を聞くわけにもいかんし…」と複雑な心境を語った。同市三瓶町朝立の女性(42)は「最低限の外出でもいろんな人とすれ違う。1回あたりの買い物量を増やしてさらに外出を減らそうと思う」と危機感を強めた。

 

 同市野村町野村の会社員の男性(58)は、19日に告示される市長選と市議選について「マスクが手に入らずどうすればいいのか。投票所では予防対策をしてほしい」と案じた。市選挙管理委員会は投票所に、手作りの簡易マスクも用意しておく方針。

 

 市は18日に記者会見を開き、管家一夫市長が市民に、落ち着いて冷静に行動し、不要不急の外出など感染拡大につながる行動を厳に控えるよう要請した。

 

 市内の保育所や認定こども園、幼稚園、放課後児童クラブは現状では運営を続ける方針。一方で市は「園児や児童の安全確保と感染拡大防止のため、家庭での保育が可能であれば、できるだけ登園や通所を控えてほしい」とした。主要な市関係施設は18日までに利用を中止しており、小中学校も20日からの休校が決まっている。

 

 市長選で再選を目指す管家市長は19日の出陣式後に予定していた街宣参加を取りやめ、感染症対策の情報収集や連絡に備えるなど公務を優先する。

 

 男性の職場が鬼北町だったことが分かり、同町上大野の自営業の男性(50)は「感染者が出た地域での仕事は控えてきたが、地元となると影響が心配」と懸念。同町永野市の無職の男性(80)は「よく利用する店舗なので驚いた。いよいよ迫ってきた感じがする」と警戒を強めた。町内の主婦(52)は「休校になり、子どもの食事や学習面も心配。もうどうしていいか分からない状態」と不安そうに語っていた。

 

 町は18日午後、町長や担当課長らで今後の対応を協議。兵頭誠亀町長は「3密や不要不急の外出を回避し、拡大を抑えることができるよう協力をお願いする」とのメッセージを出し、人権を無視した攻撃や、不確かな情報の拡散などを避けるよう呼び掛けた。町はすでに緊急事態宣言を受け、小中学校の休校や施設の休館などの対応をしている。

 

 鬼北町に隣接する松野町は18日、森の国ぽっぽ温泉(同町松丸)を20日から休業すると決めた。

 

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