ログイン
Myページ
Myページ

愛媛新聞ONLINE

2020
66日()

ログイン
Myページ
愛顔会員Myページ
MENU

先行き見えず苦悩も

新型コロナ 愛媛県立学校 部活動再停止 指導者ら「仕方ない」

2020年4月9日(木)(愛媛新聞)

 部活動中の二次感染とみられる事案が発生し、愛媛県教育委員会は8日、県立学校での部活動の再停止を決めた。3月初旬から2週間余りの休止を経て、再開されたばかり。県内の指導者らは「感染拡大を防ぐには仕方がない」と理解を示しつつ、本来なら新入部員を迎え活動が本格化する時期だけに、見通しが立たない現状に苦悩している。

 県教委の方針を受け、県立高では急きょ活動を取りやめたケースが多かった。今治工高レスリング部の越智雅史監督は「また部活ができなくなり、生徒は寂しそうだった。『今できる努力をやるしかない。休止中をどう過ごしたかが、再開後に大きな差になる』と話した」と語る。

 新居浜東高陸上部の白方順監督は、個人でできる練習メニューを考えて取り組むというが「試合も部活もないとなれば、部員のモチベーションを保つことが困難になる」と悩ましげだ。

 影響は私立高にも及ぶ。県私学文書課は、県立学校の対応について各私立高に通知すると説明。8日の練習時間を短縮した済美高は「感染予防に配慮しながら実施してきたが、9日以降に対応を検討したい」とする。消毒や検温を徹底して練習していたという松山聖陵高ラグビー部の渡辺悠太監督は「(接触は感染のリスクを伴うが)ラグビーはコンタクトをしないわけにはいかない」と葛藤を口にした。

 各競技とも主要大会の多くが開催未定か、すでに中止が決まっている。大学の推薦入試など競技成績が進路に影響する生徒もおり、現場で懸念が強まっている。指導者らは「4月以降全大会が中止になり、進路に関わる公認記録が出せていない」「遠征や合宿もできず、アピールする場所がない。大学などがどういう基準で合否を判断するかも分からない」と明かした。

 

【愛媛県高体連 総体「何とか実施したい」】

 再び決まった県立学校の部活動停止を受け、県高校体育連盟も今後の動向を注視している。川中慶明理事長は「3年生は実力を発揮できるよう、体ができてきたタイミング。いつまで停止が続くか見通せない」とおもんぱかった。

 県高校総体は各地区予選を中止し、5月30日~6月8日に開催予定。「1カ月はないとコンディション調整は難しい。逆算して4月終わりに停止が解けないと、選手たちが最高のパフォーマンスを発揮するのは厳しいのでは」と危惧する。

 県高体連として「やる方向で準備を進めるが、どこかで判断を出さなければならず難しい」と川中理事長。「3年生にとって最後の公式戦で、総体なしで部活動を終えるのは残念に思う。換気や消毒など対策を施し、何とか実施したい」と胸の内を吐露した。

 東京五輪の影響で、今夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)は分散開催となる。愛媛では、バドミントンが松山市で実施予定で「全国高等学校体育連盟とも連絡を取りながら、準備をしている」と話した。

    愛媛の情報なら、愛媛新聞のアプリ。

    欲しい情報をいつでもあなたにお届け!プッシュ通知機能も充実。