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残念だが仕方ない/準備期間を大事に

東京五輪・パラ延期 県内アスリート、前を向く 

2020年3月26日(木)(愛媛新聞)

東京パラリンピックの延期を受け、報道陣に胸の内を語る広瀬順子(左)と悠=25日午後、松山市真砂町

東京パラリンピックの延期を受け、報道陣に胸の内を語る広瀬順子(左)と悠=25日午後、松山市真砂町

 「気持ちを切り替える」「中止でなくてよかった」―。東京五輪・パラリンピックの延期を受け、出場を目指す県内アスリートからは25日、安堵(あんど)や成長を誓う声が上がった。ベテラン選手からは複雑な心境も漏れた。

 パラ競泳平泳ぎで代表に内定している今治市の山口尚秀(19)=四国ガス=は「延期の間に感染拡大が少しでも落ち着き、観客や選手が安心して楽しめる大会になれば」と願いを語った。代表選考会として今月上旬に静岡県で予定されていた記録会は中止になったが「世界記録更新に向け練習を重ねている」とアピール。本番を見据え「応援してくれている皆さんに最高のパフォーマンスで応えたい」と力強く話した。

 パラ柔道への出場を確実にしている松山市の広瀬順子(29)=伊藤忠丸紅鉄鋼=は「大会がどうなるか不安だった。今年の夏にピークを合わせてきたので残念な面はあるが、世の中の状況を見ていると仕方がない」と打ち明け「金メダルを目指す気持ちに変わりはない。できることを精いっぱいしていきたい」と前を向いた。

 「夫婦そろって1年後を目指して頑張る」。同じ柔道の代表有力候補で、夫の悠(40)=同=はそう述べた上で「今はスイッチの入っていない状態。40歳を過ぎ、1年後にピークを持っていくのは難しい」と本音を明かした。

 感染防止のため、3月に入ってからの練習は基礎トレーニングなどに限られている。「柔道の練習ができていない。若い選手は体が元の状態に戻るのも早いが、自分は休んだ期間の3倍かかる。体をつくり直さないと本来の力を出せない。大変になってくる」と率直に語った。

 サッカー女子、愛媛FCレディース(L)の上野真実(23)は、日本代表「なでしこジャパン」として今月の米国遠征に参加。選手選考の最終局面で決まった延期を「仕方ない。より長い時間を準備にかけられると考え、プラスに捉えたい」と受け止めた。

 愛媛FCLが所属するプレナスなでしこリーグも、開幕が延期されている。不安定な競技環境での調整を強いられているが「ずっと目標にしてきた大きな舞台。そこに立ちたいという思いは変わらない。この準備期間を大事にして、まずクラブで活躍したい」と1年後を見据えた。

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