春の港に活発な声
初ガツオ、早々と水揚げ 愛南・深浦漁港
2020年3月12日(木)(愛媛新聞)
愛媛唯一のカツオの水揚げ基地、愛南町の深浦漁港に初ガツオが揚がり始めた。10日の早朝から立て続けに4隻の漁船が寄港し、約15トンが競りにかかった。春の港に活発な声が響いた。
新しい年に、南西諸島沖から黒潮にのって北上するカツオを初ガツオと呼ぶ。今の時季は沖縄の沖合などで漁をするのが主流だが、今年は早々と高知沖でも揚がり始めたという。
大判といわれる10キロ台の大きいものから、扱いやすく高値が付く3~5キロのものなど、さまざまなサイズが取れた。一本釣りした黒光りのカツオが、船員の手で次々と船から運び出されると、愛南漁協の職員が水揚げ日やサイズに合わせて並べていった。