with FC今治
恩返し 岡田慎司
2020年3月10日(火)(愛媛新聞)

練習試合で安定感のあるプレーを見せた岡田=8日、今治市高橋ふれあいの丘

練習試合で安定感のあるプレーを見せた岡田=8日、今治市高橋ふれあいの丘
「リュイス監督はGKにビルドアップのパス出しやキック精度を求める。そこは自分の強みでもある」。加入3年目を迎えたGK岡田慎司(24)は新監督就任を大きなチャンスと捉え、定位置確保に燃えている。
昨季はJでの経験豊富な修行が加入し、リーグ戦出場が3試合にとどまった。「GKとしての技術だけでなく、チームを勝たせるコーチングもすごい。大きな差を感じていた」
この1年間、常に一緒に練習して必死に技術を学び、「修行選手をライバル、超えなければならない壁として見られるようになった」という。今季はFC今治の選手会副会長を任され、「会長はプレーで語るタイプの楠美選手。僕は明るく、ポジティブな性格を出してチームを引っ張っていきたい」と抱負を語る。
東温市出身で、小学生のとき通っていた重信キッカーズでは、当時コーチだった加藤章市長から指導を受けた。「東温市のためにできることは何でもする。まずは試合に出て、期待に応えたい」と恩返しを誓う。