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職員の感染防止配慮

新型コロナ「持ち込まない」徹底 県内高齢者施設の対応

2020年3月6日(金)(愛媛新聞)

 

施設の職員専用出入り口に置いている体温計。ここで職員一人一人が計測して用紙に記入する。37.0度以上の発熱があれば出勤停止となる=3日、東温市北野田

施設の職員専用出入り口に置いている体温計。ここで職員一人一人が計測して用紙に記入する。37.0度以上の発熱があれば出勤停止となる=3日、東温市北野田

 

施設の職員専用出入り口に置いている体温計。ここで職員一人一人が計測して用紙に記入する。37.0度以上の発熱があれば出勤停止となる=3日、東温市北野田

施設の職員専用出入り口に置いている体温計。ここで職員一人一人が計測して用紙に記入する。37.0度以上の発熱があれば出勤停止となる=3日、東温市北野田

 県内でも2人の感染者が確認された新型コロナウイルス。持病がある人や高齢者などは重篤化しやすいとされ、要介護者らが集団で生活する高齢者施設は特に配慮が必要だ。県内の施設では「病原体を持ち込まない、広げない、持ち出さない」と対策を徹底し、利用者へのケアはもとより、施設運営の生命線とも言える現場職員の感染防止に一層気を配っている。

 

 「職員が感染すると利用者の命にも関わる。個人個人ができる対策を口酸っぱく呼び掛けている」。東温市北野田の高齢者総合福祉施設「ウェルケア重信」の宇和美代子施設長(65)が説明する。特別養護老人ホームやケアハウスなどに約100人が入所する同施設。365日24時間体制のため、感染により職員を欠くことを最も危惧する。

 

 県は県内初の感染者が確認された2日、県内約3千の高齢者福祉施設に対して「37・5度以上の発熱がある職員の出勤停止」を求めた。これに対し、同施設では「37・0度以上」とさらに高いハードルを設定。出勤前に自宅での体温測定を義務付けたのに加え、施設の職員出入り口にも体温計を設置して二重の厳戒態勢を敷く。

 

 職員と利用者の接点も最小限にとどめる。施設2、3階にある特養(50床)やショートステイ(20床)、ケアハウス(30床)には、介護職や看護職といった限られた職員以外の立ち入りを禁止。施設長さえ入れず、連絡の必要があれば電話を使う。「人の動きを最小限にし、何か起きたときに感染経路をつかめるようにしている」

 

 デイサービスなどで外部からの利用者を受け入れる際も、送迎前と施設到着時の2度の体温測定を義務付けた。家族に発熱やかぜの症状がないか聞き取りも欠かさない。家族などの面会のほか、パンの移動販売業者やボランティアの出入りも全面禁止。物資搬入や設備点検も延期を求めたという。

 

 職員の私生活における行動にも配慮を求め、買い物、外食、旅行などもできる限りの自粛を呼び掛けている。宇和施設長は「私たちの日常生活でも徹底しないと意味がない」と語った。

 

 県長寿介護課は県内の高齢者福祉施設に対して、家族などの面会制限▽業者との物品の受け渡し制限▽送迎車への乗車前に発熱があれば利用を断る―といった対策を文書で通達している。県の担当者は「施設は安全に密閉されているが、いったん感染が広がると致命的になる。病原体を持ち込まないという点をいかに徹底できるかにかかっている」と話している。

 

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