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2020
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発信!高校生記者 えひめ愛顔スポーツ 特大号Vol.4

<オリパラの鼓動 実感>カヌー代表候補ら講演 0.3%の差、勝敗決す【大洲高 写真部】

2020年2月21日(金)(愛媛新聞)

 東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げようと、県内の小中高校などでは「オリンピック・パラリンピック教育」が進んでいる。オリンピアンの講演や競技体験など各校でさまざまなメニューが工夫され、両大会への期待が膨らむ。4高校の活動の様子を高校生記者がリポートする。

 

大洲高生に向けて勝利へのプロセスを熱く語る尾野藤直樹さん

大洲高生に向けて勝利へのプロセスを熱く語る尾野藤直樹さん

大洲高生に向けて勝利へのプロセスを熱く語る尾野藤直樹さん

大洲高生に向けて勝利へのプロセスを熱く語る尾野藤直樹さん

 大洲高校で昨年11月1日、「オリンピック・パラリンピック教育講演会」が行われた。日本オリンピック委員会のカヌー・スプリント担当専任コーチングディレクター尾野藤直樹さん(41)は「ベストコンディションから0・3%の差(の範囲内で力を発揮できるかどうか)で勝敗が分かれる」と話す。

 講演会は尾野藤さんのほか、県競技力向上対策本部所属スポーツ専門員でカヌースプリント日本代表候補の小松正治選手(28)、多田羅英花選手(27)が登壇し、「オリンピック選手に求められる自己管理能力」をテーマに講演。全校生徒約580人が参加した。

 「ベストコンディションから0・3%の差」とは、例えば100メートルを10秒00のベストタイムで走れる選手が、本番で10秒03しか出せなければ勝てないという意味。「世界一の準備をした選手が勝つ」と尾野藤さんは「千分の一レベル」の厳しい世界を語る。

 その厳しさと対峙(たいじ)する小松選手は「夢を持つことが大切」と呼びかける。教えを深く理解し無意識でもできるようにして夢を目標へと変えるそうだ。多田羅選手は「人間力豊かな選手」を強調。世界レベルの選手は人と人とのつながりを大切にしており、そんな選手になりたいと意気込みをみせた。

 

エルゴメーターで大洲高生と勝負する多田羅英花選手

エルゴメーターで大洲高生と勝負する多田羅英花選手

エルゴメーターで大洲高生と勝負する多田羅英花選手

エルゴメーターで大洲高生と勝負する多田羅英花選手

【一流選手と模擬レース】

 講演に続き尾野藤さん、小松選手、多田羅選手の3人は、こぎ手の能力を測定する練習器具エルゴメーターを使い、壇上で本校の数人の生徒と模擬レースを行った。

 エルゴメーターのパドルをこぐとスクリーンに映ったボートが進む仕組み。距離100メートルのコースで1対1の勝負だ。

 生徒の方は1レース終えただけで「しんどい」「つらい」と肩を上下させるが、連戦の両選手は平然。上着を脱ぎタンクトップ姿になった小松選手の鍛え上げた筋肉に会場は大きくざわめいた。

 小松選手と勝負したカヌー部主将の鎌田凱吏さん(17)は、「一流選手と一緒にエルゴメーターをこいだことで課題が見つかり、意欲がさらに向上した。自分も大きな目標を持ちインターハイで入賞してみせる」と強い決意を表した。

 

【大洲高 写真部】

【大洲高 写真部】

【大洲高 写真部】

【大洲高 写真部】

【大洲高 写真部】

 「0・3%の力」を出し切ることがどれだけ困難で重要なのか、そして選手たちが多くの惜しみない努力をしているのかを実感した。私たちも学習面や生活面の努力を心がけていきたい。(米)

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