発信!西条高校生記者
女子ソフトボール部 選抜初戦突破へ一丸
2020年2月2日(日)(愛媛新聞)



円陣を組んで岡野監督のアドバイスを聞く西条高女子ソフトボール部員

円陣を組んで岡野監督のアドバイスを聞く西条高女子ソフトボール部員
西条高校の女子ソフトボール部が3月20日、松山市などで開催される全国高校選抜大会に出場する。5年ぶり4度目の選抜大会挑戦だ。ナインは地元での初戦突破を掲げて一丸となっている。
県予選決勝で済美に0―1で惜敗したものの、第2代表決定戦で聖カタリナ学園に4-3で逆転サヨナラ勝ちして全国切符を手にした。2死走者なしからの劇的勝利は、最後まで諦めない姿勢がポイントだった。
これまで全国総体にも11度出場。選抜はベスト8、総体はベスト16入りの最高成績を残している。
放課後のグラウンド。部員は寒空の下、キャッチボールに励む。響き渡るのは「パンッ」というグローブの音と掛け声だ。
部員は1年生12人、2年生9人の計21人。日によってメニューを変えるなど、限られた時間で効率よく練習して集中力を養っている。
セールスポイントは何といってもチームワークだ。モットーは「常に一緒に行動する」。練習や遠征だけでなく、テスト勉強を共にするなど家族よりも長い時間を過ごして絆を強めている。普段から弱音を吐かず互いを高め合って、投手を中心とした守りのチームに仕上がってきた。
本番に向け基礎体力をアップし、基本の徹底に取り組んできた。同校で指導歴10年の岡野剛士教諭(56)は「まとまって力を発揮するチーム。粘り強く戦い、1勝して波に乗りたい」と期待。主将の2年松木香凜さん(17)は「初戦でいいゲームをして流れをつくり、少しでもいい成績を残したい」と力強く決意を示した。


【目線】
【新聞、写真部】
雨にも負けず風にも負けず、日々練習を積み重ねる女子ソフトボール部。これまでにも全国の舞台で活躍する姿を披露してくれた。地元での大舞台でも、持ち味の粘り強い戦いをしてほしい。(W、I)
……………………………
タイトルカットは松山南高砥部分校デザイン科制作。高校生記者の活動は愛顔(えがお)スポーツ応援アプリ(愛媛新聞ONLINEアプリ)で随時更新。