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宇和島水産高、昨年度の倍に

ニホンウナギ種苗生産研究 仔魚生存46日に到達

2020年1月9日(木)(愛媛新聞)

ニホンウナギの仔魚に餌を与える宇和島水産高専攻科水産増殖科の生徒=8日午後、宇和島市明倫町1丁目

ニホンウナギの仔魚に餌を与える宇和島水産高専攻科水産増殖科の生徒=8日午後、宇和島市明倫町1丁目

全長約14ミリに成長したニホンウナギの仔魚=7日、宇和島市明倫町1丁目(山木勝教諭提供)

全長約14ミリに成長したニホンウナギの仔魚=7日、宇和島市明倫町1丁目(山木勝教諭提供)

ニホンウナギの仔魚に餌を与える宇和島水産高専攻科水産増殖科の生徒=8日午後、宇和島市明倫町1丁目

ニホンウナギの仔魚に餌を与える宇和島水産高専攻科水産増殖科の生徒=8日午後、宇和島市明倫町1丁目

全長約14ミリに成長したニホンウナギの仔魚=7日、宇和島市明倫町1丁目(山木勝教諭提供)

全長約14ミリに成長したニホンウナギの仔魚=7日、宇和島市明倫町1丁目(山木勝教諭提供)

 宇和島水産高校(宇和島市明倫町1丁目)専攻科水産増殖科が給餌飼育しているニホンウナギの子ども「仔魚(しぎょ)」が8日、受精卵からふ化して46日目を迎えた。同校の研究としては最長の生存期間を更新中で、生徒は「一日でも記録を伸ばして生態解明につなげたい」と意欲を示している。

 同科は2013年度からウナギの種苗生産に関する研究を開始。これまでに人工ふ化や自然産卵に成功、良質な受精卵が確保できるようになった。17年度からはシラスウナギに変態するまで育つよう給餌飼育に取り組んでいるが、ふ化後10日ごろからの死ぬ割合が高く、水温管理や餌の開発が課題となっていた。

 19年度は1、2年生計8人が研究に参加。昨年11月22日に30万~40万個の産卵を確認したが、雌のホルモン状態の不安定さなどが原因で、ふ化したのは100個弱だった。日がたつにつれ生存数が減り、12月2日には1匹に。指導する山木勝教諭は「本年度は研究できないと思うほど悲惨な状況だった」と振り返る。

 ただ、残った1匹は山木教諭らの予想を良い意味で裏切るように着実に成長していった。新たな試みとして、学術論文を参考に、サメの卵を主成分にした餌にビタミンやペプチドを加えて栄養バランスを調整。水温をできる限り一定に保つため、水槽を簡易テントで囲むなどした工夫が功を奏し、仔魚の生理状態安定や餌の適切な摂取につながった。22日間(18年度、全長約8ミリ)が最長だった生存期間を倍以上更新し、全長約14ミリに育っている。

 8日、同科では生徒が1日5回程度行う餌やりを実施。ウナギの状態や水温をこまめにチェックし、異常が見られないかどうかを確認していた。

 2年丸山司さん(20)は「昨年より餌の栄養価と嗜好(しこう)性が向上したのが(生存期間が延びた)要因だと思う。まずは50日を目指して飼育したい」と決意。山木教諭によると、同程度の生存期間の仔魚に比べると全長が短いそうで「良質な卵の作り方やより良い餌の成分などを突き詰めていきたい」と話した。

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