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座骨下や背中に

バスタオルで誤嚥予防 松山の看護師らが普及活動 姿勢改善 食事を楽に

2020年1月8日(水)(愛媛新聞)

 

 飲食物が誤って気管に入る誤嚥(ごえん)は、介護や療養の現場で起こりやすいトラブルの一つ。予防の鍵となるのが、食事の際の正しい姿勢だ。摂食・嚥下(えんげ)障害看護認定看護師、定松ルリ子さん(54)=松山市=らは、身近にあるバスタオルを使って姿勢を整えるプロジェクトの普及活動に力を入れている。

 

 この活動は、日本赤十字広島看護大の迫田綾子名誉教授らが考案し、POTT(ポット)プロジェクトと呼ばれる。「ポジショニングで(PO)食べる(T)よろこびを伝える(T)」との趣旨で2018年にスタートし、全国各地に広がる。

 高齢者らが車いすで食事する際は後傾姿勢になりがちだ。後傾であごが上がると、首に負担がかかり食べ物がのみ込みにくくなる上、誤嚥のリスクも高まる。そこで、折りたたんだバスタオルを座骨の下に敷き、背もたれと背中の間にもタオルを挟むことで、背筋をまっすぐ伸ばしてのみ込みをスムーズにする。

 定松さんは「骨盤の上にまっすぐ体が乗ると体への負担が減る。姿勢が安定して胸が開くと、呼吸が楽になる」と説明。少し前傾で食べるのが楽な姿勢といい、テーブルに肘をつくことでさらに安定する。

 これまで介護現場などの食事は、食材の工夫や介助に重点が置かれてきた。食べる姿勢を整えることで、患者や利用者の自立支援につなげたい考えだ。定松さんは「姿勢を直すだけで食事が楽になる人がたくさんいる。身近なタオルを活用し、食べる喜びを多くの人に広げていきたい」と話している。

 POTTプロジェクトでは、姿勢を整える手助けをする専用の「端巻きタオル」を開発。等間隔に5本のラインを入れて六つ折りにしやすく工夫した。クラウドファンディング(CF)で資金を募り、今治の会社が製造。20日から、広島県のメディカルサービス明和=電話0829(30)8088=が1枚3300円(送料別)で販売する。

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