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第68回愛媛新聞賞 社会部門

NPO法人国際地雷処理・ 地域復興支援の会理事長 高山良二さん(72)=砥部町

2020年1月1日(水)(愛媛新聞)

カンボジアでの地雷処理や地域の自立支援活動を通じ、「世界の平和構築につなげたい」と語る高山良二さん

カンボジアでの地雷処理や地域の自立支援活動を通じ、「世界の平和構築につなげたい」と語る高山良二さん

【カンボジア復興 住民と汗 私にとってもおらが村。何事にも代えられない財産。】

 度重なる内戦などで用いられた地雷や不発弾が現在も多く残るカンボジア。自衛官時代の国連平和維持活動(PKO)を機に、一年の3分の2を同国で過ごし、地雷処理や産業振興など地域の自立支援活動に汗を流してきた。「世界の平和構築につなげたい」と大きな夢を描く。

 国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)への派遣部隊で1992年9月から半年間滞在した。当時も地雷除去の技術を持ってはいたが、任務は道路整備に限定されていた。帰国後もカンボジアが頭から離れず、定年退官を迎えた2002年「やり残したことがある」と舞い戻った。自衛隊OBらのNPO法人に加わり、不発弾処理を始めた。

 06年、タイ国境に近い北西部・バッタンバン州のタサエン村で地雷処理活動をスタート。「住民が自立的にやれなければ本当の意味での復興はできない」と住民参加型にこだわった。

 11年には地雷除去や復興支援に取り組む国際地雷処理・地域復興支援の会(IMCCD)を設立。19年11月までに対人地雷610個、対戦車地雷184個、不発弾1198発を処理し、67カ所の地雷原215ヘクタールを安全な土地に戻した。そこで育てたキャッサバイモを使った焼酎の開発など自立のための産業振興にも注力。日本企業や個人の寄付で学校や井戸を整備し、県内企業の進出にも携わった。

 07年に一時帰国のため村を離れていた際、作業中の隊員7人が対戦車地雷爆発で死亡するなどつらい出来事もあったが、高台からかつての地雷原に広がるキャッサバイモ畑を見ると、感慨深くなるという。村人に「おじいさん」との意味の「ター」の呼び名で慕われ「私にとってもおらが村。何事にも代えられない財産」と笑う。

    国税調査2020

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