生産量全国2位
養殖ブリ、脂乗り丸々 愛南で出荷ピーク
2019年12月20日(金)(愛媛新聞)

いけすから玉網ですくい上げられ、出荷される養殖ブリ=19日午前7時ごろ、愛南町久良

いけすから玉網ですくい上げられ、出荷される養殖ブリ=19日午前7時ごろ、愛南町久良
愛南町で養殖ブリの出荷が最盛期を迎え、同町久良では脂が乗り丸々と太ったブリが連日、県内外に送り出されている。
久良湾の沖合では19日、地元の浜英水産の作業員らが夜明け前から、1年半かけて5キロ超に育てた約700匹をいけすから水揚げした。船上で生け締めし、漁港で重量を量って手際よく箱詰めしていった。
愛媛県は鹿児島県に次いで生産量全国2位。久良地区では3業者が約20万匹を育てており、一部を久良漁協が個人向けに直販している。浜英水産の浜田宗一さん(32)は「脂がたっぷり乗って上々。刺し身や照り焼きなどでおいしく味わってほしい」とPRした。
直販は2月末まで受け付ける。問い合わせは同漁協=電話0895(72)1225。