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つなごう 希望の道

県内聖火ランナー52人発表

2019年12月18日(水)(愛媛新聞)

最年少で聖火ランナーに選ばれ喜ぶ越智夢望さん=17日午後、西予市野村町野村の仮設住宅

最年少で聖火ランナーに選ばれ喜ぶ越智夢望さん=17日午後、西予市野村町野村の仮設住宅

90歳で陸上のマスターズ大会に出場するなど現役で活躍する岡武男さん=17日午後、松野町吉野

90歳で陸上のマスターズ大会に出場するなど現役で活躍する岡武男さん=17日午後、松野町吉野

 

 「役割を全うしたい」「元気を与えたい」―。東京五輪の県内聖火ランナー52人が発表された17日、大役を担う走者たちは喜びや意気込みを語り、春の伊予路を聖火とともに走る日を心待ちにしていた。

 

【幸せな町取り戻す 最年少12歳 越智夢望さん(西予)】

 最年少の聖火ランナーに選ばれた西予市野村小学校6年越智夢望さん(12)は、昨年の西日本豪雨で自宅が4メートル以上浸水し全壊。今なお仮設住宅で生活する。「(被災後)周囲の人に助けてもらった恩返しをしたい。笑顔でしっかり走る姿を見た人に、勇気を持ってもらえたら」とほほ笑む。

 豪雨では大切にしているおもちゃや教科書なども泥に漬かり、涙が出た。仮設住宅は家具を置くスペースが足りず不便だったが、今は「友達の家が近くて楽しいこともある」。文房具や服などの支援物資が生活の支えになったと振り返る。

 「笑顔で元気に暮らしていることが復興につながる」と聖火ランナーに応募した。「選ばれてうれしい。本番でしっかり走れるよう練習したい。みんなが幸せに暮らせる町を取り戻したい」と顔をほころばせた。

 

【元気与えられたら 最年長90歳 岡武男さん(松野)】

 最高齢ランナーは松野町吉野の岡武男さん(90)。町内の小学校長や町長を務める傍ら陸上競技に取り組み、2009年には国際大会の男子80歳代200メートルでアジアタイ記録を出すなど県内のマスターズ陸上界で名の知れた存在だ。9月の愛媛マスターズ選手権では90歳以上の部の60メートルと100メートルで1位となるなど現役で活躍。天気のいい朝は散歩を兼ねて2~3キロ走るのが日課という。

 妻の智子さん(85)は「名誉なこと」としながらも「これから健康に気を付けないと」と気が気でない様子。岡さんは「90歳のじいちゃんが走り、若者にバトンをつなぐことで、さまざまな人に元気を与えられたら」との願いを込め、約4カ月後の本番に臨む。

 

【花を添えるオリンピアン 真鍋和人さん、土佐礼子さん】

 県内のオリンピアンも世紀のイベントに花を添える。1984年ロサンゼルス五輪の重量挙げ男子52キロ級で銅メダルを獲得した真鍋和人さん(61)=新居浜市=は「最近は競技から遠ざかっていて膝の具合が心配。スクワットで筋力をつけ、役割を全うしたい」と話す。「選手にとって最終目標」という五輪の舞台で、重量挙げ男子の日本勢はロス五輪を最後にメダリストが出ておらず、「自国の大会で、ぜひメダルを取ってほしい」と願った。

 若手アスリートら8人と組むグループランナーを率いる2004年アテネ五輪女子マラソン5位の土佐礼子さん(43)=松山市=は「自分も出場した五輪発祥の地アテネからやってきた聖火とともに、地元の愛媛を走れることを誇りに思う」と語り、「現役や往年の選手と一緒に走るのは楽しみ。沿道の方々とも楽しめたら」と声を弾ませた。

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