宇和島東高かわす
愛媛駅伝 一本松―宇和島 大接戦 愛媛銀V7 1部
2019年12月16日(月)(愛媛新聞)
第70回愛媛駅伝競走(愛媛陸上競技協会、愛媛新聞社主催、愛媛銀行特別協賛)の一本松―宇和島大会は15日、愛南町の一本松バス停付近から愛媛新聞社南予支社宇和島前までの7区間53・8キロで行われた。23チームが出場した1部は、愛媛銀行が最終区まで宇和島東高ともつれる白熱のレースを僅差で制し、2時間47分5秒で7年連続11度目の優勝を果たした。
38チーム出場の2部は、松山大Bが3時間3分11秒で初の頂点に立った。
1、2部総合30位以内のチームなどは、来年1月26日に今治―松山で行われる第16回駅伝選手権大会の出場権を獲得した。
【1部レース経過】
中盤までは宇和島東高と松山大Aのトップ争いだったが、愛媛銀行が終盤に区間新記録を二つ出すなどして追い上げ、劇的勝利を飾った。
愛媛銀行は1区で7位と出遅れたが、2区川東の区間賞や39歳の4区村上の力走などで踏ん張った。5区中村佳と6区神野が区間新を出して逆転。最後は7区兵頭が持ち前のスプリント力を発揮した。
宇和島東高は終始先頭争いに絡んだ。6区で愛媛銀行に先頭を譲るも、7区井上が区間賞の走りでゴール直前では再びトップに立つ粘りを見せた。
松山大Aは3、4区で区間賞に輝いた。
◆3番手と見ていた◆
【1部1位の愛媛銀行・中村監督の話】学生が年々力をつけており、実力的にわれわれは3番手と見ていた。選手が7連覇を達成したいと強い思いを持ち、調子をこのレースに合わせ、ベストを尽くしてくれた結果。
◆2年快走 来年期待◆
【1部2位の宇和島東高・宮本主将の話】優勝できなかった悔しさはあるが、4、5区の2年生が快走し、来年につながる良いレースができた。愛媛銀行の仕掛けがうまかった。今治―松山で優勝してリベンジしたい。
◆2チーム出場 前進◆
【1部3位の松山大A・村上主将の話】前半に差をつけて逃げ切るプランを描いていたが、リードが足りなかった。部員が増えて層が厚くなり、2チーム出場できたことは大きな前進。今治―松山では最低でも3位に入る。