地元特産の盆栽をテーマ
訪日観光を企画 土居高が全国ダブル入賞
2019年12月13日(金)(愛媛新聞)

二つの全国入賞を獲得した土居高校情報科学部

二つの全国入賞を獲得した土居高校情報科学部
地元特産の盆栽をテーマにしたインバウンド(訪日外国人客)向けモニターツアーを催行した愛媛県四国中央市の土居高校情報科学部がこのほど、全国二つの賞に入った。部員は「努力の成果が認められ、うれしい」と喜びを語った。
同部は2018年、赤石五葉松の盆栽を核にした観光プランで「観光甲子園」の訪日部門日本一を獲得。19年10月に旅行会社などとタイアップして実施し、参加した10人全員から「大満足」の評価を得た。
獲得したのは、高校生ビジネスプラン・グランプリ「ベスト100」(日本政策金融公庫主催)と、「高校生なるほどアイデアコンテスト」(大分大など主催)優秀賞。グランプリは3年連続3度目、アイデアコンテストは2年ぶり2度目の入賞。
10日、同校でグランプリの表彰状授与式があり、同公庫の山口宏新居浜支店長は「外国人に魅力のある商品が現実に提供できている。これからの活動が楽しみ」と話した。
ツアー実現のポイントとして、部長の2年佐伯祐哉さん(17)は、プランを日帰りにし安価に設定。英語のチラシ作成なども含めたプロモーション活動などを挙げ「いろいろな方の協力を得たことで開催にこぎつけた。今後は自分たち独自のプランを練っていきたい」と抱負を語った。