西日本豪雨
災害廃棄物処理 市町が教訓共有 松山で報告検討会
2019年12月7日(土)(愛媛新聞)

市町担当者が西日本豪雨の災害廃棄物処理の経験を踏まえて課題や教訓を共有した報告検討会=6日午後、松山市三番町4丁目

市町担当者が西日本豪雨の災害廃棄物処理の経験を踏まえて課題や教訓を共有した報告検討会=6日午後、松山市三番町4丁目
西日本豪雨で発生した災害廃棄物の処理に関する報告検討会が6日、松山市であった。市町の担当者が災害発生時の対応に役立てようと、経験から得た教訓を報告した。
特に災害廃棄物が多かった松山、今治、宇和島、大洲、西予各市が、地震を想定した既存の災害廃棄物処理計画が風水害に適用できず混乱▽処理に当たる業者や仮置き場の選定に苦労▽分別されていない混合廃棄物の山が「勝手仮置き場」に出現▽資機材が不足―といった課題を挙げた。
県によると、県内の災害廃棄物約26万6千トン(9月末推計)の約98%が処理済み。土砂災害が多発した宇和島市の住宅などの公費解体が数軒残るも、本年度内には県全域で処理がほぼ完了見込み。