幻想的な情景を描く
えひめの障がい者アート展 藤原さん(今治)特選
2019年12月6日(金)(愛媛新聞)

応募作品274点から特選に選ばれた藤原さん

応募作品274点から特選に選ばれた藤原さん
県内の障害者から作品を募集した「えひめの障がい者アート展」の表彰式が5日、松山市堀之内の県美術館であり、特選に輝いた今治市桜井団地2丁目の藤原大輝さん(32)が賞状を受け取った。
県が毎年主催し、5回目。絵画・デザイン、書、陶芸など過去最高の応募作品計274点から、14点が入賞した。
藤原さんの作品「心の風景・海・太陽」は、今治市波方地域の夕日を版画で表現した。赤やオレンジ、青など鮮やかな色をダイナミックに用いて、自身の記憶に刻まれた幻想的な情景を描いた。
応募作品は14日まで県美術館に展示。美術館来場者による投票で選ばれた観客賞と入賞作品の計15点による巡回展は県内各地で順次開かれる。
作品の展示会場と日程は次の通り。
伊予市役所、18~25日▽あかがねミュージアム(新居浜市)、2020年1月21~30日▽宇和島市役所、2月10~18日▽県障がい者アートサポートセンター(松山市)、2月20日~3月5日