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高齢者の選択肢に

大動脈弁狭窄症 カテーテル手術負担軽く「TAVI」県内で拡大

2019年12月2日(月)(愛媛新聞)

心臓の模型や画像を使いながら「TAVI」について説明する県立中央病院の岡山英樹医師=11月上旬、松山市春日町

心臓の模型や画像を使いながら「TAVI」について説明する県立中央病院の岡山英樹医師=11月上旬、松山市春日町

 「大動脈弁狭窄(きょうさく)症」の患者を対象にした手術「TAVI(タビ)」=経カテーテル大動脈弁留置術=が県内で広がりつつある。太ももの血管などからカテーテルを挿入するため体への負担が少なく、体力面などから開胸手術が難しかった高齢者の新たな選択肢となっている。

 

 2015年に県内で初めて日本経カテーテル心臓弁治療学会から「TAVI専門施設」の認定を受けた県立中央病院(松山市春日町)は今年10月時点の手術数が計212件。岡山英樹循環器病センター長によると、近年心臓の弁が硬くなって血液を送り出しづらくなったり、弁が傷んで血液が逆流したりする「心臓弁膜症」の患者が高齢者を中心に増えているという。大動脈弁狭窄症もその一種で最終的に心不全で死に至る場合もある。

 心不全の患者は10年に国内で約100万人とされ、1年につき15万人のペースで増加すると予測されている。入退院を繰り返す人が多く、医療費の増加や医療施設のベッドが逼迫(ひっぱく)する「心不全パンデミック」になりかねないと警鐘を鳴らす。

 大動脈弁狭窄症の外科手術は胸を大きく開き心臓を止める必要があるため、体力が落ちている高齢者などは断念せざるを得ない事例もあった。しかしTAVIは太ももの血管または胸を小さく切開して心臓の先端からカテーテルを挿入するため負担が少なく、入院期間も6~7日で済む。

 人工弁はバルーン拡張型と自己拡張型の2種類があり、症状に応じて使い分ける。ただ、新しい治療法のため人工弁の耐久性がはっきりしていないことや合併症のリスクなども理解しておく必要があるという。

 現在対象となっているのはおおむね80歳以上の高齢者や肺疾患などの合併症のある人、開胸手術の経験がある人などで、健康保険も適用できる。

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