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愛媛新聞ONLINE

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茨城国体優勝者インタビュー

陸上成年男子 やり投げ 崎山 雄太

2019年11月26日(火)(愛媛新聞ONLINE)

 

 

 

 最後の6投目。スピードに乗った跳躍力のある助走から左足を強く踏み込む。体重すべてを乗せられた感覚とともに、右手から放たれたやりが大きな放物線を描いた。80m14。それまで、あと数十センチ届かなかった大台を超え、崎山雄太選手(23)=今治市、愛媛陸協=は国体初優勝を手にした。

 昨年の全日本インカレで2位となった崎山選手は奈良市出身。縁あって今年5月に県スポーツ専門員に任命され、今治明徳高校で高校生の指導をする傍ら、自らも競技を続けている。

 やり投げ競技は、大阪の高校で「偶然始めた」という。入学してすぐの体育の時間に中学生版のやり投げに使われる「シャベリックスロー」の授業があった。野球経験もあったことで、気持ちよく投げてみると学年一の飛距離を記録し、顧問から陸上部にスカウトされた。大学でも競技を続けたいと日本大学へ進み、オリンピック3回出場の村上幸史さん(上島町出身)から指導を受けた。大学1年で自己記録を一気に13m伸ばし74m超え。全国大会で入賞するレベルの飛距離をアベレージで投げられたが、大台の80mには届かなかった。

 大学4年間、合宿で毎年愛媛を訪れ、今治明徳高校のグラウンドで汗を流した。同校の濱元一馬校長は、やり投げ界のレジェンド村上選手を育てた元陸上部の名指導者。崎山選手も学生時代から目をかけてもらったという。「茨城国体のときも最後の投てきを前に濱元先生から『やるべきことをやれば、お前は82、3m投げられる』と伝言を受け、自然体で投げることが出来た。あの感覚を大切にしていきたい」と、自信を深めている。

 高校生を指導する立場となって、新たな気づきも生まれた。「自分を手本してくれる生徒と向き合い、助走のステップ、腕の上げ方や使い方を教える中で、自分に当てはめて考えると問題点が見えるようになった」とも話す。

 目標は東京五輪。参加標準記録は85mとハードルは高いが、そこに届く自信はふつふつと沸いている。愛媛ゆかりの選手では、村上選手以来の80m超えを記録した若きアスリートは「レジェンド村上超えが最終目標です」と力強く宣言した。

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