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茨城国体優勝者インタビュー

馬術少年団体障害飛越 桝井光、奥野景虎

2019年11月26日(火)(愛媛新聞ONLINE)

 

 

 

 

 乗馬一家のサラブレッドと、馬に魅せられた一途な少年。そんな高校生コンビがやってのけた。新田青雲中等教育学校6年の桝井光選手(17)と松山北高2年の奥野景虎選手(17)が馬術の少年団体障害飛越で頂点に立った。

 団体戦は2人一組。一人は自県の馬、もう一人はその場で初めて接する相手県の馬に乗り、減点の少なさを競う。減点8で回った奥野選手の後、桝井選手は相手県の馬を担当。事前に与えられた馬の癖を見抜き、対応しなければならない。「知らない馬だからこそ、どうにでもなれと開き直る感じだった。それが良かったのかも」。ノーミスで終え、優勝を収めた。

 桝井選手の父俊樹さん(49)は2016年リオデジャネイロ五輪に出場。母麻里さん(52)は高校時代に国体優勝経験がある。幼少期から父に馬に乗せてもらっていたが、当時は体が小さいこともあり怖さが勝っていた。背が伸び、揺れに対応できるようになると楽しくなり、小学5年生から本格的に始めた。練習は母の実家の「MRC乗馬クラブ松山」(松山市古川南3丁目)で週6日、午前5時から手綱を握る。

 奥野選手は小学6年生の時、乗馬体験で初めて馬と触れ合った。「風を切って進むのが楽しかった」。飽きやすい性格というが「乗馬はやればやるほどはまった。馬との一体感はいつ乗っても印象深い」。それまでバスケットボールやサッカーなど集団スポーツを習っていたが、乗馬に専念した。

 奥野選手は昨年、スランプ続きだったという。大会に出ても成績が伸びない。それまで習っていた指導者が県外に移り、代わりに桝井選手がつきっきりでアドバイスしてくれるように。「厳しいけど的確で、僕や馬のことを思ってやってくれた」。国体では「桝井さんに恩返ししたい」と胸に秘めて臨んだ。

 愛媛勢の団体優勝は35年ぶり。奥野選手は「優勝をプレゼントできてよかった」とはにかむ。くしくも母が遂げて以来の優勝となり親子で最高のバトンパスになった桝井選手は「後を継げたかな」と微笑む。

 奥野選手は国体を共に戦った牝馬のアスランZを「自分の成長に欠かせないパートナー」と信頼を寄せており「ずっと一緒に競技を続けたい」と決意を固める。桝井選手は「信念を曲げず努力を怠らない両親を尊敬している。まず日本一になり、父のように海外で活躍したい」と両親の背中を追い掛ける。

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