Jリーグ理事会
FC今治 J3昇格正式決定
2019年11月19日(火)(愛媛新聞)

FC今治のJ3昇格が決まり、村井満チェアマン(右)と握手を交わす「今治.夢スポーツ」の矢野将文社長=18日午後、東京都文京区

FC今治のJ3昇格が決まり、村井満チェアマン(右)と握手を交わす「今治.夢スポーツ」の矢野将文社長=18日午後、東京都文京区
Jリーグは18日、東京都文京区のJFAハウスで理事会を開き、日本フットボールリーグ(JFL)で4位以内が確定したFC今治のJ3昇格を全会一致で承認した。運営会社「今治.夢スポーツ」の矢野将文社長は「多くの方に支えてもらい、この日を迎えられたことをうれしく思う。Jリーグの一員として頑張りたい」と決意を述べた。
Jリーグ入会条件は、5千人収容可能なスタジアム▽ホームゲーム平均入場者数2千人▽JFL4位以内-など。JFL1年目の2017年は6位、18年は5位だったが、今季は3節を残し全基準を満たしていた。県内ではJ2の愛媛FCに続き、二つ目のJクラブが誕生し、Jクラブは39都道府県56クラブとなる。
村井満チェアマンは「FC今治はサッカーで地域社会をどう変えるかというテーマに正面から取り組み、一つの競技団体を超えている存在。活躍が多くの地域社会に希望を与える可能性がある」と期待した。
理事会途中で昇格を知らされたという矢野社長は「ほっとしたのと、ありがたいのと、うれしさといろんな感情が出た」と話した。J2やJ1の基準を満たすスタジアム建設を目指し「より多くの人に夢と勇気と希望、笑顔と感動をもたらし続ける拠点の整備を進める。地域とともに日本を元気にするようなクラブにしたい」と述べた。