20年度
英語民間試験、文科省見送り 愛媛大は成績活用せず
2019年11月14日(木)(愛媛新聞)
大学入学共通テストへの英語民間検定試験の2020年度導入見送りを文部科学省が決めたことを受け、20年度に行う一般選抜などで検定試験の結果を活用する方針を示していた愛媛大は13日、試験結果を出願資格として取り扱わないと発表した。
愛媛大は今年3月、医学部医学科を除く全学部の前後期一般選抜で語学力の国際標準規格「CEFR(セファール)」のA1レベル(英検3級~準2級相当)、医学部医学科はA2レベル(同準2級~2級相当)以上の成績取得または取得見込みを出願資格とするなどと公表。
医学部と工学部(工学科電気電子工学コース除く)の学校推薦型選抜、医学部医学科と農学部の総合型選抜でも検定試験で一定の成績を課すとしていた。
文科省が新制度導入のめどとする24年度の活用について、愛媛大入試課は「現行のままか新たな制度になるか具体的なことは今の段階では不透明で、何とも言えない」。今後、文科省の動向などを踏まえながら再度学内で検討していくとした。