60代女性に
県中央病院で脳死腎移植へ
2019年11月14日(木)(愛媛新聞)
日本臓器移植ネットワークは13日、広島県の病院で臓器移植法に基づく脳死と判定された20代の女性の腎臓を、松山市の県立中央病院で60代の女性に移植する予定と発表した。
移植ネットによると、脳死判定を受けた女性は低酸素脳症で、12日午前10時42分から法で定められた2回の判定を受け、12日午後10時50分、脳死と判定された。女性は書面による臓器提供の意思表示をしておらず、家族が心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓(すいぞう)、小腸、眼球の摘出に同意した。
摘出は14日午前5時20分ごろに開始し、午前9時ごろに終了予定。小腸は医学的理由により断念した。腎臓以外の臓器は、東京都や宮城県、大阪府などの病院で移植を行うとしている。