FC今治 就任5年目
岡田オーナー「昇格は通過点」
2019年11月12日(火)(愛媛新聞)

J3昇格を確実にし、今後のチームづくりなどの展望を語るFC今治・岡田オーナー=10日、夢スタ

J3昇格を確実にし、今後のチームづくりなどの展望を語るFC今治・岡田オーナー=10日、夢スタ
来季のJ参入を確実にしたFC今治。就任5年目の岡田オーナーに、これまでの戦いぶりや来シーズンの展望を聞いた。
―J3昇格が確実になった今の気持ちは。
ほっとしたというのが一番。他チームがここ2、3試合転んでくれたので、この流れはいけるなという感触があった。昇格はあくまで通過点。われわれはしっかりと本当の目標を見つめないといけない。
―当初の目標より昇格まで時間がかかった。
想定よりも1年遅れている。現実はそんなに簡単じゃないと、いろんな壁にぶつかっている。経営の上でも、これからスポンサー規模を大きくしたり、それ以外の事業収入を得たりしていかないといけない。全ての意味で予想より現実は遅れているけれど、われわれにとってはものすごく貴重な、力をつけるための5年だった。
―来季への抱負を。
来年、J3で優勝しても、スタジアムがないのでJ2には昇格できない。まずは1年、しっかりとその先のためのチームづくりをしていってもらう。運営側も新スタジアムの準備や岡田メソッドの事業化など、やることは山ほどある。今からスタートするぐらいのつもりでいる。