高校選抜バド県予選
新居浜東 女子V2 男子は新田14連覇
2019年11月10日(日)(愛媛新聞)
バドミントンの全国高校選抜大会県予選第1日は9日、砥部町陶街道ゆとり公園体育館で団体戦が行われ、男子は新田が14年連続22度目、女子は新居浜東が2年連続3度目の頂点に立った。
男女の優勝校は12月25、26の両日、香川県坂出市体育館で行われる四国予選に進む。四国予選の上位2校は来年3月25~29日に鹿児島県で開催される全国大会に出場する。
最終日の10日は砥部町陶街道ゆとり公園体育館で男女の個人戦を行う。
◆ぎりぎりの勝負◆
【新田・河野主将】(接戦を制し)「決勝のシングルスと第2ダブルスはぎりぎりの勝負だった。それでもしっかりと駆け引きして(試合を)3―0で取り切れた。四国予選では圧倒的な力で優勝できるように頑張りたい」
【決勝も危なげなし 新居浜東 女王の風格】
前回17年ぶりに頂点に立ち、今夏の県総体も制するなど女王の風格が漂い始めた新居浜東。決勝も危なげない試合運びで2連覇を決めた。
第1ダブルスの石川・大森ペアは第1ゲームで相手をわずか4点に抑えてゲームを支配。「お互いカバーし合い、攻撃でも乗りに乗って押していけた」と石川のスマッシュや大森のネット際のショットで得点を重ねた。
隣のコートで戦う真木と伊藤も「相手の嫌がるところをつけた」と緩急を生かしたプレーで翻弄(ほんろう)。第2ゲーム中盤、前衛に入った真木が取り切れなかったショットを、後衛の伊藤が「逆を突かれたが、相手の位置を見て冷静に打ち返すことができた」とすかさずカバー。見事な連係で勢いに乗ると、徐々に点差を広げて優勝に王手をかけた。
試合を決めたのは1年生の久瀬。得意とするコーナーを狙った正確なショットがさえ、最後もふわりと浮かせたシャトルをラインぎりぎりに落としてシングルスをものにした。
連覇を喜びつつも選手たちの気持ちはすでに次の舞台へ。主将石川は「去年先輩たちが連れて行ってくれた全国の舞台に自分たちの力で行きたい」と四国予選での必勝を誓った。