地域での子どもの見守りを呼び掛け
児童虐待防止へ「オレンジリボン」のPRグッズ 松山で配布
2019年11月5日(火)(愛媛新聞)

啓発グッズを配り児童虐待防止を呼び掛ける県職員(左)

啓発グッズを配り児童虐待防止を呼び掛ける県職員(左)
11月の児童虐待防止月間に合わせ、県は2日、松山市湊町5丁目の伊予鉄道松山市駅周辺などで児童虐待防止のシンボルである「オレンジリボン」のPRグッズを通行人に配布し、地域での子どもの見守りを呼び掛けた。
県子育て支援課と県福祉総合支援センターの職員14人が街頭に立ち、最寄りの児童相談所に通告・相談できる全国共通ダイヤル「189(いちはやく)」などをPRした。
12~25日が女性に対する暴力をなくす運動期間でもあることから、シンボルの「パープルリボン」グッズも配った。
県子育て支援課によると、2018年度の県内3児童相談所の児童虐待相談対応件数は890件で過去最多。同課は他県での児童虐待による死亡事件などで社会的関心が高まっていることが増加の一因とみており「早期発見のために関心を持ってもらいたい」としている。