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柔道講道館杯

激戦女子52キロ級 立川(四国中央出身)準V 遠い頂点

2019年11月4日(月)(愛媛新聞)

 柔道の講道館杯全日本体重別選手権最終日は3日、千葉ポートアリーナで男女計7階級が行われた。愛媛勢は女子52キロ級の立川莉奈(福岡県警、四国中央市出身)が準優勝。同57キロ級で鶴岡来雪(コマツ、新田高出)が3位、宇高菜絵(コマツ、宇和島東高出)が5位に入った。

 女子48キロ級は27歳の角田夏実(了徳寺大職)が決勝で渡辺愛子(東海大)にともえ投げで一本勝ちした。角田は52キロ級で2016年大会を制し、17年世界選手権2位。

 男子は90キロ級で19歳の村尾三四郎(東海大)が決勝で16年リオデジャネイロ五輪金メダルのベイカー茉秋(日本中央競馬会)に優勢勝ちし、初優勝した。

 

【女子52キロ級決勝】延長戦で果敢に攻める立川莉奈(右)=千葉ポートアリーナ

【女子52キロ級決勝】延長戦で果敢に攻める立川莉奈(右)=千葉ポートアリーナ

【女子52キロ級決勝】延長戦で果敢に攻める立川莉奈(右)=千葉ポートアリーナ

【女子52キロ級決勝】延長戦で果敢に攻める立川莉奈(右)=千葉ポートアリーナ

【実力者 4年連続無念】

 女子52キロ級で4年連続2位の悔しい結果に終わった立川莉奈。「自分の組み手ができず、良さが出し切れなかった。研究不足だった」と振り返った。

 初戦から豊富な運動量で相手を圧倒。先に仕掛ける攻撃的な柔道で勝ち上がった。「決勝はやっぱり緊張した。体が硬かった」と話す通り、先手を取り切れなかった。

 この4年間、決勝の対戦相手は毎年変わっている。それだけ上位の層が厚い激戦階級で決勝進出を続けていること自体が、トップクラスの実力を維持していることの証左だ。相手からは研究し尽くされた中での厳しい戦いを強いられている。

 今春福岡大を卒業し、福岡県警に入ったばかり。男子選手との練習量が増えるなど、環境の変化もいい刺激になっているという。悲願の頂点へ向け「自分は挑戦者。自分の力を出すだけ」と、さらなる成長を誓った。

 

【女子57キロ級3位決定戦】寝技で攻める鶴岡来雪(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級3位決定戦】寝技で攻める鶴岡来雪(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級3位決定戦】寝技で攻める鶴岡来雪(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級3位決定戦】寝技で攻める鶴岡来雪(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級 鶴岡(新田高出)3位 挑む世界】

 昨年初戦敗退した悔しさから、1年間この大会に照準を絞ってきた。女子57キロ級の鶴岡来雪が気迫の柔道で3位に入り、グランドスラム(GS)大阪の代表切符をつかんだ。

 初戦から気の抜けない接戦が続いたが、反応の良さに加え、背負い投げやともえ投げ、寝技など引き出しの多さを武器に戦った。

 前回大会以降、小規模な大会にも出場を志願し、勝負勘を磨いた。3位決定戦では序盤押し込まれながらも徐々に流れをつかみ、延長開始約4分30秒、気持ちを込めた小内刈りで相手をなぎ倒した。

 3位決定戦は同郷の先輩・宇高菜絵が敗れた直後に行われ、「先輩の分も背負って戦おうと最後は気持ちを出し切れた」。畳を下りると、愛媛の柔道仲間も祝福に訪れた。

 「世界で戦える選手」という目標を掲げてきた鶴岡にとって、GS大阪は大きなチャンスだ。「組み手とか間合いの取り方とか、課題はいっぱいある」と大舞台に挑む覚悟を示した。

 

【女子57キロ級3位決定戦】気迫の表情で技を仕掛ける宇高菜絵(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級3位決定戦】気迫の表情で技を仕掛ける宇高菜絵(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級3位決定戦】気迫の表情で技を仕掛ける宇高菜絵(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級3位決定戦】気迫の表情で技を仕掛ける宇高菜絵(上)=千葉ポートアリーナ

【女子57キロ級 宇高(宇和島東高出)5位 引退示唆】

 ベテランならではの試合運びで勝ち上がった女子57キロ級の宇高菜絵。準々決勝では得意の大外刈りで技ありを奪うも一歩及ばず、3位決定戦で敗退。試合後は現役引退を示唆する発言も出た。

 一回り以上年下の学生選手相手にしっかり組み合い、足技を絡めて投げる王道の柔道を披露したが、5位に終わり「表彰台に上がりたかった」と少し寂しそうに語った。

 2014年に世界選手権を制覇。17年の愛媛国体ではチームのまとめ役として女子団体優勝に貢献した第一人者。ただ、34歳となり「もう何年も引退のことは考えている」と明かす。

 この大会が最後になるかもしれないという思いがあったのかもしれない。3位決定戦を終えて畳を下りる際は、どこかすがすがしい表情で深々と応援席に頭を下げた。

 終始気迫を前面に押し出す試合内容で、まだ戦える力があることは証明した。ただ現役を継続するかを含めて「白紙の状態」という。しばらく休養に入るとし「地元にも帰りながら、今後のことはいったん整理して考えたい」と語った。

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