新田高
高校生記者 柔道部 台湾の東京パラ五輪柔道代表と合同練習
2019年10月29日(火)(愛媛新聞ONLINE)
台湾の東京パラリンピック柔道代表らが10月27日に来県、11月3日まで松山市で県内の高校、大学生らと合同練習するなどして来年の本番に備えます。29日午後には新田高校の柔道部員と一緒に練習に励みました。同校の高校生記者が合同練習の様子を取材しました。
一行は選手、コーチら総勢12人です。パラ選手は男子1人、女子2人の3人で、リオ大会に出場した女子の経験者もいます。ジュニア選手は女子2人が参加しています。
取材は放送部の男女3人が担当。2年の男子が新聞掲載用の本記、女子が写真撮影、1年の女子が新聞用の「目線」とスマートフォンでの発信を受け持ち、柔道場に向かいました。
合同練習は午後4時ごろにスタート。台湾サイドから「新田高校のオリジナル練習法で」との要望があり、日ごろのメニューで進みました。準備運動はスパイダーウオークやお尻を使って前に進む動作などをたっぷり45分ほど費やしました。続いて、打ち込みや組み手などを何セットも入念に実施。高校生記者は練習メニューについて、新田高の監督から説明を受けました。
休憩中、視覚に障害がある女子52キロ級の林巧媛(リン・チャオユェン)さんに松山や練習の印象などをインタビュー。林さんは「(松山は)景色が良く、食べ物もおいしい。(新田の練習は)激しい。この経験を成長に生かしたい」と答えていました。同行しているジュニアの女子2選手は国際大会の出場経験があるそうで、新田高女子主将の立川真奈さん(17)は「外国選手を研究する機会があって良かった」と話し、パラ選手に向けて「今回の交流練習を生かし、大会でいい成績を残してほしい」とエールを送っていました。
カメラ担当者は林さんにターゲットを絞って撮影しました。打ち込みや組み手など激しく動く被写体を追い、上下左右ポジションを換えながらシャッターを押しました。
スマホ担当者は、練習の様子を写真や動画で撮影し、簡単なコメントを添えてライブリポートしました。柔道場で数十人の部員が一斉に動く迫力ある写真を収めるため、椅子に上って撮影。臨場感を伝えるために工夫をしていました。