秋季四国高校野球
第2日 準々決勝【尽誠学園 7-3 新田】新田10安打も逸機響く 尽誠学園が押し切る
2019年10月28日(月)(愛媛新聞)

【尽誠学園―新田】5回裏新田2死満塁、長谷川の右前2点適時打で二走・鳥谷部が生還し、3―3の同点とする=鳴門オロナミンC球場

【尽誠学園―新田】5回裏新田2死満塁、長谷川の右前2点適時打で二走・鳥谷部が生還し、3―3の同点とする=鳴門オロナミンC球場
秋季四国地区高校野球大会第2日は27日、徳島県の鳴門オロナミンC球場などで準々決勝4試合を行い、愛媛3位の新田は尽誠学園(香川)に3―7で敗退した。
【評】新田は尽誠学園の集中打に押し切られた。先発の渡部は立ち上がりを攻められ初回に3失点。二回以降は直球と変化球をコーナーに散らし好投したが、同点の七回に失策をきっかけに4連打で4点を勝ち越された。
打線は変化球をうまく見極め10安打。五回に2死満塁から、長谷川の2点適時打で試合を振り出しに戻したが、その後の勝ち越し機で畳みかけられなかった。九回も1死二、三塁と粘ったが後続が倒れた。
◆相手が一枚上手◆
【新田・岡田茂雄監督の話】連戦となる中、渡部はよく投げた。野手がもう少し援護できていれば。好機に畳みかけてきた尽誠学園が一枚上手だった。地区予選から好チームと対戦し、ここまで来た。春、夏につなげたい。
◆スイング力つける◆
【新田・古和田捕手】(1年生4番。3安打の活躍)「相手投手は内角に直球とスライダー、外角にチェンジアップという組み立て。追い込まれてもファウルで粘る意識だった。スイング力を上げ、打球に角度をつけたい」
◆投手が踏ん張った◆
【尽誠学園・西村太監督の話】新田打線は切れ目がなく、チェンジアップを見極められる中、投手がよく踏ん張った。同点に追い付かれたが、終盤勝負と思っていた。六回以降、外角のボールに的を絞らせた。