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山瀬理恵子の行ってこ~わい 愛媛食材で愛あるアス飯

③媛っこ地鶏 アスリートのチキン南蛮風(八幡浜市)

2019年10月19日(土)(愛媛新聞)

 

【スペシャルゲストに山瀬功治選手が登場!】

 秋晴れの9月末、舞台は八幡浜市。温州みかんの一大産地だが、今回の食材は愛媛のブランド肉・媛っこ地鶏。そして番組3回目にして初ゲストを迎えた。山瀬理恵子さんの夫で愛媛FC所属の山瀬功治選手!八幡浜初訪問の2人と鶏舎へ向かった。

 

【知識ゼロから2人で養鶏】

 市街地を抜けて山中を進むと突如、「いなほ農園」の鶏舎が見えてきた。農園長の井伊敏郎さん(67)や従業員の皆さんがにこやかに歓迎してくれた。

 いなほ農園は三瀬商店社長の三瀬泰介さん(71)と井伊さんが2006年10月に設立した。三瀬さんが「地域の雇用を作りたい」と井伊さんに相談し、媛っこ地鶏の可能性に注目。標高350メートルにある荒廃したミカン園約8千平方メートルを開墾して小屋を作り、「知識ゼロ」の状態から2人で興した。

 媛っこ地鶏は02年に愛媛県養鶏研究所が開発。「名古屋種」「ロードアイランドレッド」「しゃも」「ホワイトプリマスロック」を掛け合わせた、全国でも珍しい4元交配が特徴だ。地鶏は在来種由来の血を50%以上引いた鶏のことで、羽化から75日以上飼育し、1平方メートル当たり10羽以下で平飼いするのが条件。いなほ農園では3千羽を飼っている。

 

 鶏舎見学が初めての2人。県養鶏研究所から仕入れたばかりのヒナを見た理恵子さんは「ピヨピヨって聞こえる!かわいい!」と大はしゃぎ。いなほ農園では、鶏の成長段階ごとに雄と雌に分けて育てている。「一緒だと雄が雌をいじめて雌が餌を食べられなくなったり、つつかれて毛が抜けたりする。分けると雌が穏やかになります」と説明。「できるだけいい環境を、ということですね」と功治さんがうなずく。

 

【贅沢!鶏のおやつはカステラ】

 井伊さんがとっておきの餌を持ってきた。ビニール袋に入っているのは、市内の菓子メーカーあわしま堂のカステラ。「製品にならないものをもらい、おやつ代わりにあげています。うちの鶏の特色はこれですね」。早速餌やりを体験。鶏を驚かせないよう小屋に入り、離れた場所からカステラをちぎって鶏の足元に落とす。鶏の食い付きぶりに2人から笑みがこぼれる。

 功治さんが「鶏の毛の色が違うんですね」と気付く。4元交配のため、どの品種の特徴が強く出るかで毛の色が異なるという。2人は「だから色も柄も混じっているんですね」と納得。肉質も、しゃもの歯ごたえ、ホワイトプリマスロックの肉付きなど、それぞれの良さがバランスよく表れる。それを聞いた功治さん、「鶏だけにいいとこ取り、ですね」としゃれも冴えわたる。

 

 

【功治、理恵子、鶏を抱く】

 井伊さんの計らいで、鶏を抱っこさせてもらえることに。まずは功治さん。井伊さんから鶏を受け取ると「すごくずっしりしている」と丁寧に抱きかかえる。続いて理恵子さん。恐る恐る抱き「おとなしい。毛並みがきれい」と優しい眼差し。

 ところで、井伊さんは養鶏に携わる前は何を? 「三瓶町長をやっていました」。予想外の答えに一同驚き!「(西予市と)合併になって、さあ次に何をしようかと。ミカンを作っていたら三瀬さんから(養鶏に)誘われました」。2人が手探りで始めた事業は、県内有数の出荷羽数を誇るまでに成長した。

 

【媛っこ地鶏で「揚げない」チキン南蛮】

 市街地に戻り、功治さんは黒湯温泉「みなと湯」(北浜1丁目)へ。理恵子さんはいなほ農園の直営店「地鶏のごちそう。」(北浜)でチキン南蛮の調理スタート。

 シェフの田中逸郎さん(59)はプロの手つきで鶏肉を合わせ調味料に漬けて揚げ、たれと絡ませあっという間に料理を完成させる。さあ理恵子さん、どうアレンジする?

 

 「サッカー選手は瞬発力が必要です。質のいい筋肉づくり、炎症を助長しないためにも脂質を抑えた揚げないチキン南蛮を作ります」。アスリートが一番使う肉の部位が、高たんぱく低脂肪の胸肉という。

 片栗粉と調味料を合わせ、そぎ切りした肉を15分漬ける。理恵子さんによると、最近の研究で鶏胸肉に抗疲労成分のイミダゾールジペプチドが多く含まれ、運動前に取るとパフォーマンスが上がることが分かったといい、「継続して取ることが大切。今は試合前に鶏胸肉を使うことが多くなった」と山瀬家の食卓でもおなじみという。

 肉をフライパンで焼き、醤油、はちみつ、黒酢の合わせだれに浸す。その間に「マヨネーズを使わないタルタルソース風」を準備。ゆで卵をみじん切りにし、ヨーグルト、はちみつ、玉ねぎなどを合わせる。「ゆでたまごは筋肉を付けたいときの王道。半熟は消化にいい」。はちみつは疲労回復効果があり、運動の前後に最適。黒酢に含まれる必須アミノ酸のBCAAが含まれ、疲労回復を早める働きが期待できる。酢はカルシウムの吸収をアップさせる。

 

 鶏肉やニンニクはビタミンB6が豊富で、パセリやレモンに多く含まれるビタミンCと結びつくとタンパク質の吸収を促す。ゴマはカルシウムやマグネシウムが豊富で、瞬発力を上げるのに重宝する。たれがしみ込んだら盛り付け、ヨーグルトソースをかけてパセリを散らせばアス飯完成!

 

【鶏肉大好き功治さんの感想は?】

 みなと湯で汗を流した功治さんが合流し、井伊さんも姿を見せ皆で試食。アス飯初体験の井伊さんは「鶏肉がいいですね」と一同を和ませ、シェフの田中さんは「あっさりして食べやすい」とプロをうならせる。最後に「食レポが上手」(理恵子さん評)な功治さん。「片栗粉をまぶしてみずみずしく、さらに食感が良くなっている。酢とヨーグルトソースの甘さがマッチしている」とさすがの観察眼で、プレー同様クレバーなコメント。理恵子さんは「噛むと肉のうま味がどんどん出てくる。栄養素が全部つながり、高たんぱく低カロリーのままで収まった」と今回も大成功に終わった。

 

【大満足の八幡浜ロケ 愛媛FC、次のホーム戦は11月3日】

 ロケを終えた功治さんは「夫婦でロケや養鶏場見学は初めての経験。温泉にも行き、すごく満喫した楽しい一日になり、八幡浜が大好きになった。サッカーはシーズン終盤なので、少しでも愛媛を盛り上げていけるよう頑張りたい」と意気込みを語ってくれた。

 

 愛媛FCの次のホーム試合は11月3日(日)午後3時からニンジニアスタジアムでFC町田ゼルビア戦がある。人気ご当地キャラクター「ふなっしー」が来場。みんなで愛媛FCを応援に行こう!

 

 次回は、四国中央市の伊予美人生産者の所に行ってこ~わい!

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