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9月議会振り返って

松山東署の誤認逮捕問題 県警に厳しい視線を

2019年10月9日(水)(愛媛新聞)

 9月定例県議会の焦点は開会前から県警が内部調査の結果を県議会で報告すると説明していた松山東署の誤認逮捕問題だった。自白の強要があったのか、なかったのか。注目された点は、議会の中では明確な答弁がなかった。

 田中克彦氏(共産)が9月25日の一般質問で、自白の強要の有無をただしたが、県警は「どのような取り調べが行われたか調査中」と説明。問題発覚から約2カ月が経過する状況に、田中氏は「早急な説明をする必要がある」と再質問で食い下がったが、同様の答弁だった。

 県警は10月3日のスポーツ文教警察委員会で内部調査の結果などを報告。再発防止に向けた追及も期待された委員からは一様に厳しい意見が出た。

 自白の強要への認識を問うた笹岡博之氏(公明)に対し、県警は「尊厳を著しく損なう、不安を覚えさせかねない不適切な言動は認められるが、違法な取り調べまでは認められない」と回答。要領を得ない答弁に兵頭竜委員長(愛媛維新)が「(強要は)あったのか、なかったのか」と促すなどしたが、かみ合わない質疑が続いた。

 県警は、委員会後の会見で「自白の強要は認められなかった」としており、なぜ委員会で明確に答えなかったのか疑問を感じた。

 黒川理恵子氏(自民)は誤認逮捕された女性と同じ女性の立場として「(取り調べで)脅し文句のような、きつい言葉を男性から言われて大変、心的にも傷ついたと思う」とし被害者へのケアを求めた。

 この議会で、県警から何度も出た「再発防止」という言葉。複数の県議からは、過去の誤認逮捕の教訓が生かされておらず、今回も時間の経過とともに再発防止策がおろそかにならないかと危惧する声が聞かれた。県警が襟を正すのはもちろんだが、教訓を風化させないためにも、県議会は県警に厳しい視線を送る姿勢を持ち続けてほしい。

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