残暑厳しい中、奮闘
愛媛マスターズ陸上 20~90代の250人が出場
2019年10月2日(水)(愛媛新聞)

暑さの中、若々しい走りを見せる出場者=県総合運動公園ニンジニアスタジアム

暑さの中、若々しい走りを見せる出場者=県総合運動公園ニンジニアスタジアム
陸上の第44回愛媛マスターズ選手権大会が9月29日、県総合運動公園ニンジニアスタジアムで行われ、県内外から20~90代の選手約250人が自己ベスト更新を目指して奮闘した。
大会は2017年に24歳以下の部門を設けて若手アスリートにも門戸を広げたほか、健康志向の高まりもあり、出場者は増加傾向という。今年は時折夏場のような暑さの中、日ごろの成果を発揮しようと歯を食いしばって競技に取り組んでいた。
40回目の出場を果たした松山市今在家2丁目の鴨田靖寿さん(85)は「1月に妻が亡くなってしばらく走れていなかった。いつまでも落ち込んでいられないと数カ月前から練習を始め、今年も出場できた」と感慨深そうに話し、「孫とマラソンを走りたいと思っている。競技も90歳までは続けたい」と爽やかな笑顔を見せた。