盗難防止へ県警啓発
自転車に「愛錠ロック」を
2019年9月24日(火)(愛媛新聞)

無施錠自転車に愛錠リングを貼付する警察官=24日午前、JR松山駅前

無施錠自転車に愛錠リングを貼付する警察官=24日午前、JR松山駅前
自転車に鍵を掛ける意識を高めてもらおうと、愛媛県警は24日、松山市と八幡浜市で「えひめの愛錠ロック・愛錠リング作戦」を始めた。県内各地で順次開始する。
作戦では、警察官が駐輪場を不定期で巡回し、無施錠の自転車には所有者の同意を得てワイヤロックを掛ける。ワイヤロックは無償提供する。所有者に連絡が付かなかったり、歩道などで無施錠自転車を発見したりした場合は、啓発チラシ「愛錠リング」を貼る。
24日は松山市のJR松山駅前の市営駐輪場(第1~4)と、同市宮田町のキスケBOX駐輪場などで県警本部や松山東署の警察官が作戦を実施。無施錠自転車を見つけると、ワイヤロックや愛錠リングを付け盗難防止を図った。
県警生活安全企画課の佃和泰警部は「短時間でも施錠することが大事。自転車に愛情を持って鍵を掛けてほしい」と呼び掛けた。作戦は10月以降、新居浜、今治、西条西署などが実施する予定。