県内交通影響
台風17号 大気状態不安定に 土砂災害など警戒を
2019年9月23日(月)(愛媛新聞)
台風17号の接近に伴い、松山地方気象台は22日、東予と中予に大雨警報(土砂災害)、南予に暴風波浪警報を出した。23日も昼前にかけて大気の状態が非常に不安定になるとして、土砂災害や低い土地の浸水、うねりを伴った高波などに注意を呼び掛けている。
県などによると、22日午後9時現在、けが人や建物被害は確認されていない。雨量超過で久万高原町の国道33号線や県道のほか、東温、新居浜、四国中央3市の一部の県道が通行止め。宇和島市内で約1500戸の停電が発生し、一部が未復旧となっている。
気象台によると、22日午後6時からの24時間降水量は多いところで東予180ミリ、中予130ミリ、南予120ミリ。23日に予想される最大瞬間風速は25~35メートル、波の高さは南予で最大5メートル。
22日の交通機関は、県内と本州、九州をつなぐフェリーやスーパージェットなどの多くが欠航した。23日も午前を中心に欠航が出る見込み。松山空港では日航の福岡便3便、日本エアコミューター鹿児島便2便が欠航。
JR四国は午後11時46分高松発伊予西条行き特急の運転を中止。大雨の影響で午後4時40分ごろから予土線近永-窪川間で運転を見合わせた。23日午前6時44分伊予西条発高松行き特急も運休する。