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北中学校で15日予定

時短運動会、新居浜でも 暑さ対策や保護者に配慮

2019年9月13日(金)(愛媛新聞)

運動会に向け練習する新居浜北中の生徒=5日午後、新居浜市宮西町

運動会に向け練習する新居浜北中の生徒=5日午後、新居浜市宮西町

 新居浜市宮西町の北中学校(生徒数187人)が15日開催予定の運動会で「時短化」に踏み切る。種目数を減らして終了時刻を早めるほか、雨天順延の場合は弁当がいらない半日開催に改める。暑さ対策に加え、生徒や教職員、保護者への負担に配慮した形だ。

 今年の種目数は昨年より5少ない15。全生徒が出場していた学年別の総力リレーと3年生の団体競技、閉会式前の体操をなくした。

 開始は例年通り午前8時。終了は昨年までは片付けを含めると午後3時半~4時だったが、今年は午後2時を見込む。見直しの理由について小笠原忠彦校長は「暑さ対策」を一番に挙げる。市内で今年5月に光化学スモッグ注意報が出たことも影響したとする。

 注意報が出た時期は市内の小学校の運動会開催前。多くの小学校が、熱中症対策に加え、大気中のオキシダント濃度がピークに達する前に終了させるなど対応を迫られたことも一因とする。

 一方、順延時の半日開催は保護者の負担に配慮した。雨天が続き、当初の日曜開催が木曜になった事例が数年前にあり、その間、毎日弁当が必要だったことから決めた。プログラムは元々ゆったり組んでいるため、半日でも対応可能という。

 今回の変更について、今月初旬のPTA理事会で説明したところ「仕事の見通しが立てやすくなった」など、好意的な意見が大半だったという。

 運動会の時短化は、市内の11中学校では北中だけ。ただ全国では、小学校を中心に半日開催の導入が進む。

 名古屋市では今年、261校のうち6割に当たる164校が半日開催。昨年の13校から急増した。名古屋市教育委員会は、導入の背後には「暑さ対策、授業時間数の確保、行事の精選がある」と述べる。長野市も54校中29校が半日だった。

 小学校の新学習指導要領が実施される2020年度からは、高学年に英語、中学年に外国語活動が導入され、さらに授業時間が増える。それを見据え、試行の意味も含め半日にした学校もあったという。

 札幌市でも今年、199校のうち124校が半日開催。北海道のため、暑さ対策は当てはまらないとし「授業時間数の確保、子どもと教員の負担見直し」を理由に挙げる。少子化で中規模校が増えたこともあり「長い時間を費やさなくても運動会をできることが実施校から分かり広がっている」と指摘。ちなみに中学校は運動会自体がないという。

 半日開催が進む県外の市教委は「運動会の時短化は全国的な流れ」とする。新居浜北中は今回の変更について、運動会をどういう形で開催するのがいいかをみんなで考える機会になればとしている。

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