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愛媛新聞ONLINE

2019
1022日()

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愛・スポーツ(インタビュー)⑭

スポーツクライミング 東温高2年 大政涼さん(17)

2019年9月6日(金)(愛媛新聞ONLINE)

 

 

 

 クライミング競技と出合ったのは小学5年のとき。クラスの友達が自宅近くにあったクライミングジム「アッセントレイ」(松山市来住町)に通っているのを知り、遊びがてら見学したのがきっかけだった。切り立った高さ13メートルの人工壁をよじ登り、一番上まで登り切ったときの達成感に「ハマってしまった」。

 小学6年から本格的に競技に取り組み、全国大会でいきなり3位入賞。その後、メキメキ腕を上げ、中学3年で初出場した2017年の第20回JOCジュニアオリンピック大会で3位に入り、翌年の同じ大会で見事優勝を果たした。その勢いのまま福井国体・山岳少年男子リードにも出場し、新田高3年だった井上遼選手(人間環境大)とペアを組み、頂点に立った。

 クライミングは基本、個人競技だが、国体は2人一組で競う。「愛媛代表として初出場し緊張するかと思ったが、先輩の相方がいて普段よりリラックスできた。いつも切磋琢磨しているライバルと、仲間として戦う大会は新鮮だった」と振り返る。今年の茨城国体は1学年先輩とペアを組み出場する。「絶対、連覇を果たしてみせる」と練習にも熱がこもる。

 大政君の活躍の舞台は、国内だけにとどまらない。昨年11月には中国重慶市で行われたアジアユース選手権に日本代表として出場し、リード種目で3位に入賞した。「毎日トレーニングを続けていて、自分が今どのレベルにいるのか正直分からなかった。大舞台で結果を出し、国際大会でも活躍できたことで、もっと上を目指したいと思うようになった」。

 

 スポーツクライミングは、壁を登る速さを競う「スピード」、高さ4~5メートルの人工壁を数種類登り切る「ボルダリング」、ロープを掛けながら高さ12メートル以上の人工壁を登る高度を競う「リード」の3種目ある。大政選手は「好きなのはボルダリングだが、大会で好成績がでるのはリード」という。オリンピックでは3種目の総合で競われるため、将来を見据えてすべての種目に取り組んでいる。

 インタビューでは、終始落ち着いた様子で受け答えする大政選手に、最近悩んでいることを尋ねると、「クライミングは壁に埋め込んだ小さな突起物に指先だけをかけ、全体重を支えることも多い。繰り返し練習していると指がこすれ、指紋がなくなってしまった。携帯電話の指紋認証が反応してくれない」と、はにかんだ笑顔で打ち明けてくれた。

 国内外に活躍の場を広げる若きアスリートに成長した大政君の目標は「国体連覇」。その先にある夢は「東京オリンピックの次、5年後のパリオリンピックで活躍すること」。そう力強く宣言した。

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